CRMソフトウェアの市場規模、2020年から2025年にCAGR 15%で成長予測 セキュリティへの懸念や政府の厳しい規制が抑制要因

CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)ソフトウェアの市場規模は、2020年から2025年にCAGR 15%で成長すると予測されています。業種を問わない企業のデジタル化や、クラウド技術、様々なサービスモデルが浸透していることが成長の原動力となっています。一方、データやセキュリティに関わる懸念や政府の厳しい規制が市場の成長を制限しています。

市場は、展開、組織規模、アプリケーション、エンドユーザー、地域に基づいて分類されています。展開別では、クラウドベースとオンプレミスに分類できます。クラウドベースの部門では、ヘルスケア、BFSIなどの様々な業界でCRMソフトウェアソリューションの採用が増加しているため、今後数年間で市場を支配すると予想されています。エンドユーザー別では、BFSI、ヘルスケア、製造業、IT・通信、メディア・エンターテイメント、エネルギー・公益事業、小売業、教育、その他に細分化されています。2019年は、ヘルスケア、メディア・エンターテイメント、BFSI部門が市場を占有しており、この傾向が続くと予想されます。

地域別では、アジア太平洋、北米、南米、欧州、中東・アフリカなどの地域に分類されています。北米はクラウドサービスの需要が増加していることから、CRMソフトウェア市場を支配すると予想されています。

事業を展開している主なプレイヤーは、Salesforce.com、SAP SE、Oracle Corporation、Microsoft Corporation、Adobe Systems、Amdocs、Convergys Corporation、Huawei Technologies Co. Ltd.、Infor Global Solutions, Inc.、SAS Institute Inc.、などがあります。

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