高性能爆薬(RDX)の市場規模、2027年に103億6327万米ドル到達予測

高性能爆薬(RDX)の市場規模は、2019年の80億6138万米ドルからCAGR3.3%で成長し、2027年には103億6327万米ドルに達すると予測されています。RDXは硬く、エタノールやエーテルなどの溶媒に溶解しますが、水には溶けません。RDXの製造工程は、硝化、原料の貯蔵・供給、ろ過、分解、輸送など複数の段階で構成されています。様々なメーカーが研究開発活動に総合的に投資しており、防衛軍を支援するための先駆的な製品を構築し、増大する製品需要に対応しています。RDXは、花火やキャストPBXのチャージなど、様々な軍事および一般的な用途に使用されています。

2019年の、RDX市場では、アジア太平洋地域が最大シェアを占めました。軍事・民間用途でのRDX需要の高まりが、アジア太平洋地域の市場成長を牽引しています。また、RDXは建設業や鉱業での使用が増えています。鉱業では、岩石の掘削や探査活動に高性能爆薬が必要とされます。欧州および北米では、防衛費の増加と鉱業の活発化によって、市場の成長は牽引されています。

北米のRDX市場は、鉱業、軍事、建設部門からの需要により、高い成長が見込まれています。さらに、米国では、道路建設に民間投資モデルを活用することで、爆発物の需要が増大すると予測されています。また、2019年には欧州が高い市場シェアを占めました。ロシアやドイツなどのヨーロッパ諸国にとって、鉱業は重要な経済活動です。鉱石の採取量の増加により鉱業用の需要が高まり、市場の成長を後押ししています。

COVID-19のRDX市場への影響

化学・素材産業は、COVID-19の影響で、サプライチェーンの寸断、技術イベントの中止、オフィスの閉鎖など、深刻な混乱に見舞われている主要産業の一つです。例えば、中国の工場が閉鎖されたことにより、世界のサプライチェーンが制限され、製造活動、配送スケジュール、化学物質や材料の販売に支障が出ています。すでに複数の企業が、製品納入の遅れや今後の販売不振の可能性を発表しています。これらの要因は、化学・素材産業にマイナスの影響を与え、RDX関連産業の市場成長を抑制する要因となっています。

防衛および軍事用途への支出の増加

各国政府は、軍事、防衛兵器、弾薬への支出を増やしています。RDXは主に軍需産業において爆発物として使用されており、TNTなどの火薬と併用して、地雷、航空爆弾、魚雷などの炸裂弾を生成するサイクロトロンの作成や、起爆装置のベースチャージとして使用されます。

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