NFC POS端末の市場規模、2027年に115億309万米ドル到達予想

NFC POS端末の市場規模は、2019年の33億9047万米ドルからCAGR6.8%で成長し、2027年には115億309万米ドルに達すると予想されています。

地域別に見ると、2019年は北米が30%以上の収益シェアでNFC POS端末市場をリードし、APAC(アジア太平洋地域)と欧州がそれに続きました。北米は、NFC対応スマートフォンの普及が進んでおり、小売や医療などの決済にNFC POS端末の利用が加速しています。米国では、デパートの数が増加しており、リアルタイムの情報収集を目的とした高度な技術への需要が高まっていることも、市場を急成長させています。さらに、サイバー攻撃によるセキュリティへの懸念の高まりや、政府による取り組みが、同地域のNFC POS端末市場の成長に寄与しています。

COVID-19パンデミックのNFC POS端末市場への影響

COVID-19の流行は、米国でのオンラインショッピングの普及にプラスの影響を与えました。2020年のアマゾンの売上は37%増加しました。しかし、パンデミックの拡大は、あらゆる業界に大きな課題をもたらしています。小売店の閉鎖と、政府当局が定めたソーシャルディスタンスの確保への対策が、小売店の技術的進歩への投資に悪影響を与えています。一方、米国のオンライン食料品部門の売上は、パンデミックの影響で210.1%増加しました。このような消耗品のオンライン販売への移行は、実店舗への依存を低下させ、NFC POS端末市場の成長を阻害しています。

NFC対応スマートフォンの決済利用の増加がNFC POSターミナル市場の成長を促進

フィリップスとソニーが共同で開発したNear Field Communication(NFC)は、2000年代半ばに開発された後、さまざまな用途に応じて進化してきました。スマートフォンの普及率は過去最高で、現在、世界でアクティブなスマートフォンは34億台に達しています。また、NFC対応可能な機器は20億台あり、そのほとんどがタブレットです。NFC POS端末市場の成長の要因の1つは、NFCベースの携帯電話端末の普及率の増加です。NFC対応スマートフォンの増加により、交通機関、小売業、ヘルスケア産業での決済やデジタル交換のためのNFC POS端末の利用が向上すると考えられます。このように、NFC決済インフラの利用と、顧客に好まれるNFCの人気が、市場の成長を促進しています。

NFC POS端末市場では、交通機関で発券取引用のNFC POS端末の普及が進んでいます。自動料金徴収でNFC対応スマートカードを使用する傾向が、NFC POS端末市場の成長を促進すると考えられます。電子機器間の近距離通信を実現するために、NFC技術はプラットフォーム間の高い互換性を提供し、シンプルなトランザクションプロセスを実現します。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]