セットトップボックス(STB)の市場規模、2027年に245億3020万米ドル到達予測

セットトップボックス(STB)の市場規模は、2019年の195億4870万米ドルからCAGR3.0%で成長し、2027年には245億3020万米ドルに達すると予測されています。市場を牽引する主な要因は、セットトップボックスの技術変革です。デジタルビデオ録画は、視聴者がお気に入りの番組を見たり、保存したりすることを可能にするため、最も好まれる機能の一つです。地上波放送のDVRシステムは、テレビ番組の送信と録画を可能にするスタンドアローンのセットトップボックスです。テレビサービスプロバイダーは、DVRに加えて顧客にSTBを提供しています。米国のテレビ事業者であるDISHは、新しいセットトップボックスに人工知能(AI)を搭載し、STBでの録画機能を可能にしました。自然言語処理(NLP)などの技術のサポートにより、企業は音声コマンドなどの機能を実装し、技術的に進歩したセットトップボックスを使って、チャンネルやテレビ番組を検索できるようにしています。この技術の発展により、様々な機能を備えたSTBが増えてきました。

COVID-19パンデミックのセットトップボックス市場への影響

世界中の経済活動が突然閉鎖されたことで、エンターテインメント業界は多大な影響を受けました。COVID-19危機により、企業は新しいエピソードの放送ができなくなり、新鮮なエンターテイメントコンテンツやオンデマンドビデオのためにOTTプラットフォームを採用するようになりました。さらに、世界の製造拠点である中国では、パンデミックの影響を軽減するために、様々な取り組みを行っています。

ケーブルテレビのデジタル化を義務付ける政府の厳しい取り組み

セットトップボックスの設置を義務付ける政府規制、STBベンダーによるOSベースの無料デバイスの展開、新興国でのアナログスイッチオフ移行などが、STBの需要を拡大させる主な要因となっています。しかし、アナログ方式では、ケーブルサービスを利用している世帯数を把握することが難しく、また、実際の数字を把握しているのは料金回収業者でもある地元のケーブル事業者のみという難点があります。ケーブルテレビを利用している家庭の正確な数を政府が把握できないことは、現在のアナログ信号が抱える最大の欠点ですが、この場合、デジタル化によってケーブルの消費量を正確に把握することができます。このため、中国やインドなどの新興国では、ケーブル接続にセットトップボックスの使用を義務付けています。新興国ではケーブルテレビのデジタル化に向けた政府の規制が厳しく、セットトップボックス市場の成長を促進しています。

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