マイクロカテーテルの市場規模、2027年に7億7310万米ドル到達予測

マイクロカテーテルの市場規模は、2019年の4億1000万米ドルからCAGR8.4%で成長し、2027年には7億7310万米ドルに達すると予測されています。マイクロカテーテルは、主に低侵襲性のアプリケーションで使用されるデリバリーデバイスです。これらの小さなカテーテルは、体内に張り巡らされた広大な静脈システムを横断するのに理想的であると考えられています。マイクロカテーテルは、医療機器業界とヘルスケア業界の両方で大量に使用されています。また、マッピング、送達、診断のために超薄型のデバイスを必要とする処置に一般的に使用されます。心血管疾患の増加、神経血管疾患の急増、高齢者の増加などが市場の成長を促しています。しかし、製品のリコールや厳しい規制要件、専門家の不足などが、マイクロカテーテル市場の成長を妨げています。

心血管疾患の有病率の大幅な増加

心血管疾患(CVD)は、世界中で罹患率と死亡率の最も高い疾病となっています。CVDには、脳血管疾患、冠動脈疾患、リウマチ性心疾患などが含まれます。心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めるタバコの吸引・摂取、不健康な食事や肥満、アルコール摂取量の増加、運動不足などは、CVDやそれに関連する疾病のもととなるライフスタイルのひとつです。また、心血管疾患につながるその他のリスク要因として、高血圧、糖尿病、高血圧症、コレステロール値の上昇などがあります。CVDは主要な死因のトップ10に入っており、他のどの病気よりも多くの人が罹患しています。世界保健機関(WHO)によると、心血管疾患は死亡原因の第1位となっています。

2017年に発表されたWHOのデータによると、2016年には1790万人がCVDで死亡しており、同年の死亡者の31.0%を占めています。これらの死亡者のうち、85%が心臓発作と脳卒中によるものでした。心筋梗塞や脳卒中は、脂肪が血管を塞ぎ、心臓や脳に血液が流れなくなることが主な原因です。また、脳卒中は、脳の血管からの出血や血栓が原因で起こります。世界中でCVDの発生率が大幅に上昇していることから、循環器系機器の需要が増加し、今後のマイクロカテーテル市場の成長を促進すると考えられています。

適応症別の考察

マイクロカテーテル市場は、製品別に神経血管用、冠動脈用、一般末梢血管用に分けられます。2019年の市場では冠動脈セグメントが最大シェアを占めており、最も高いCAGRを記録すると予想されています。多くの企業が心血管疾患用のマイクロカテーテルを開発しています。

エンドユーザー別の考察

マイクロカテーテル市場は、エンドユーザー別に、病院、専門クリニック、外来手術センターに分類されます。2019年には病院セグメントが最大シェアを占め、高いCAGRを記録すると推定されています。これは、高度な設備を備えた病院の増加、優れた患者体験の提供への関心の高まり、神経疾患の治療を受けるために病院を選択する患者の急増などが要因となっています。病院数の増加、診療報酬制度の改善、心血管疾患の発生率の上昇は、今後のマイクロカテーテル市場を牽引すると考えられます。

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