データセンターコロケーションの市場規模、2028年に1,366億4,790万米ドル到達予測

データセンターコロケーションの市場規模は、2021年の505億7,910万米ドルからCAGR15.3%で成長し、2028年には1,366億4,790万米ドルに達すると予測されています。通常コロと呼ばれるコロケーション施設は、企業がサーバーなどの機器のためのスペースを借りることができるデータセンターで、コロケーションプロバイダーがサーバーや機器を管理します。コロケーション企業は、建物、電力、冷却、帯域幅など物理的なセキュリティを提供し、キャビネット、ラック、ケージ、部屋単位のスペースをリースすることができます。また、データセンターコロケーション施設は、従来のホスティングに代わるものとして人気があり、1つまたは2つのサーバーラックのみを必要とするマルチテナントを収容することができます。また、Google、Amazon、Microsoftなどの有名クラウドベンダーに接続されているデータセンターとは異なり、ほとんどのコロケーションデータセンターは大都市圏に位置しています。共用のコロケーション施設を利用することで、電力や冷却にかかる費用を最小限に抑えることができ、また、コロケーションプロバイダーは、1社では対応できないようなお得な情報をインターネットプロバイダーから得ることができます。その上、コロケーション施設では、電源やインターネットへの接続が可能なため、稼働率を最大限に高めることができます。このように、コロケーション施設のプロバイダーは、潜在的な自然災害や停電に対して、一般企業よりも優れた備えをしています。

COVID-19パンデミックのデータセンターコロケーション市場への影響

COVID-19パンデミックは、大規模なロックダウンによって人々が自宅待機を余儀なくされるなど、世界経済に大きな影響を与えています。その結果、データセンターが多くの資源を消費することが広く知られるようになり、その持続可能性が事業者の関心事となりました。COVID-19の発生は、多くの地域でデータセンターの建設に変化をもたらしました。労働力が限られていることや部品の供給に支障が出ていることなどから、新規施設の開設が3ヶ月間停止しました。このことが、現在のデータセンターコロケーション市場の成長を妨げています。しかし、Equinix、CenturyLink、AT&Tなど、データセンターコロケーション施設を提供する大手プロバイダーの存在感は大きく、戦略的提携、新製品の発売、技術進歩への資金提供などを通じて、市場の成長に大きく貢献しています。

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