電子出版の市場規模、2028年に379億4070万米ドル到達予測

電子出版の市場規模は、2021年の246億650万米ドルからCAGR6.4%で成長し、2028年には379億4070万米ドルに達すると予測されています。2018年には、書籍全体の売上の22%以上を電子書籍が占めました。デジタルのみの購読者の増加、コンテンツの自動分類のための音声アシスタントおよび言語処理、人工知能を利用した出版など、電子出版の有力な側面が利点となっています。電子出版は、それまでの出版方法である紙媒体を急速に上回り、同時に、COVID-19パンデミックの発生もデジタルメディアの台頭を促進しています。出版社は、電子出版を選択することで、流通量を増やし、既存の収益モデルの多様化を実現します。さらに、文書化と導入の容易さ、製品の高性能と容易なアクセス、オリジナルコンテンツおよびユーザー生成コンテンツへの需要、コンテンツの収益化、電子商取引の統合などの機能が、今後6〜7年間の電子出版の成長にプラスの影響を与えると考えられます。

COVID-19パンデミックのデジタルパブリッシング市場への影響

COVID-19パンデミックが発生し、地域の学校や教育機関が閉鎖されていることで、バーチャル教科書の採用が進み、電子出版市場の成長にプラスの影響を与えています。パンデミックにより、学校や大学では、バーチャルクラスルームやオンライン試験・評価ツールを利用した遠隔教育が導入されています。これにより、電子書籍やオンライン学習教材の需要が高まっています。パンデミックは、出版社のデジタル導入を加速させ、電子出版や電子書籍の需要が大幅に増加しました。

学校や大学での電子書籍の採用が増加

電子書籍は、教育機関が掲げる優先事項、すなはち、学生の体験と学業成績を向上させ、学習・教育・研究の革新を推進し、スペースと人的資源の効果的利用を実現します。重要な書籍をタイムリーかつ十分な部数確保することは、大学図書館にとって長年にわたる課題でした。電子書籍は、学生が時と場所をえらばず読むことができる便利なオプションであり、より効率的な方法で学生の期待に応えることができます。

さらに、教育、学習、研究におけるイノベーションが、世界中で電子出版の導入に影響を与えています。例えば、レスター大学では、安全保障・紛争・国際開発の修士課程を通信教育で提供しています。犯罪学部が提供しているこのプログラムは、国際開発の分野で働いている人や、この分野で働きたいと考えている人を対象にしています。このプログラムの学生は、従来の学習環境から遠く離れた軍事的な環境や遠方の地域からの参加、あるいは平和維持活動家として働くことが可能です。すべての学生には、コース教材や電子ブックが入ったiPadが支給され、コースアプリにもアクセスできます。学生は、頻繁に利用できるインターネット環境がなくても、これらの電子書籍を読むことができます。このように、学校や大学での電子書籍の導入が進んでいることが、世界の電子出版市場の成長を促進しています。

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