微細藻類ベースの製品の市場規模、2028年に28億1,110万米ドル到達予測

微細藻類ベースの製品の市場規模は、2020年の15億4,723万米ドルからCAGR7.9%で成長し、2028年には28億1,110万米ドルに達すると予測されています。微細藻類は、顕微鏡を使って追跡できる原核または真核の微生物と定義されています。これらの生物は、単細胞種であり、淡水や海洋システムから供給されます。また、単純な細胞構造を持ち、成長には光、二酸化炭素、水、そしてリンや窒素などの必須栄養素を必要とします。さらに、カロテノイド、食物繊維、ミネラル、抗酸化物質、脂肪酸、ビタミン、ハロゲン化合物、多糖類、タンパク質、レクチンなどの重要な植物化学物質の供給源でもあります。微細藻類は貴重なバイオマス資源と考えられており、様々な産業分野での応用が期待されています。食品・飲料、動物栄養、医薬品・栄養補助食品、パーソナルケアなどの多様な最終用途産業で利用されています。

2020年は、欧州が微細藻類ベースの製品の世界市場で最大シェアを占めました。これは、主に医薬品や栄養補助食品、パッケージされた食品や飲料の主要メーカーの存在と、強力な産業基盤によるものです。欧州では、食品・飲料、動物飼料、医薬品・栄養補助食品、パーソナルケア、化学品、バイオ燃料など、さまざまな用途で微細藻類ベースの製品の需要が高いことが、市場の成長を後押ししています。栽培技術への投資が増加しており、持続可能なソリューションへの関心が高まっていることが、同市場の成長に有利な機会を提供しています。

COVID-19パンデミックが微細藻類ベースの製品市場に与える影響

COVID-19パンデミックは、食品・飲料業界の状況を大きく変え、微細藻類ベースの製品市場の成長にマイナスの影響を与えています。ウイルス蔓延への防御策は、状況を悪化させ、多くの産業分野の成長に影響を与えています。また、国境封鎖により、業務効率の急激な低下やバリューチェーンの混乱が生じ、サプライヤーからの原材料の調達の混乱や、製造拠点の一時的な閉鎖が、市場の成長に影響を与えました。一方で、パンデミックは人々の関心を健康的な生活に向けさせ、その結果、消費者は栄養食品に注目するようになりました。さらに、食品・飲料、医薬品・栄養補助食品、動物飼料、その他の業界における微細藻類ベースの製品の需要の拡大とともに、大手メーカーが多額の投資を行っていることも、同市場を牽引していると考えられます。さらに、COVID-19パンデミックの治療に微細藻類のいくつかの用途が確認されており、Frontiers Media S.A.が2020年11月に発表した研究では、SARS-CoV-2のようなウイルス感染症の治療において、微細藻類から得られた生物活性代謝物の有効性が実証されています。

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