ステビアの市場規模、2028年に9億6,582万米ドル到達予測

ステビアの市場規模は、2020年の4億9,970万米ドルからCAGR8.7%で成長し、2028年には9億6,582万米ドルに達すると予測されています。ステビアは、砂糖の代替品として使用される天然甘味料で、主にブラジルやパラグアイで栽培されている植物種Stevia rebaudianaの葉から抽出されます。活性化合物であるステビオール配糖体により、ステビアは砂糖の30~150倍の甘さを持ち、熱安定性、pH安定性、発酵しないという特徴があります。

2020年には、ステビア市場の大半をアジア太平洋地域が占めるようになりました。同地域では、中国、日本、韓国などが中心となり、健康な食生活に対する意識が高まっており、砂糖代替品市場に新たな機会をもたらしています。消費者は、自分の摂取する栄養について意識するようになり、よりシンプルな素材や天然成分を求めるようになっています。また、肥満や体重管理への関心も、同地域におけるステビア製品の需要を促進しています。

COVID-19パンデミックは、砂糖の消費パターンとその代替品市場に影響を与えました。複数の国でロックダウンが行われたため、飲料やその他の甘味料の需要が減少しています。ステビアの多くが、食品・飲料業界で消費されていたため、各国で製造施設が閉鎖されたため、消費量に影響が出る可能性があります。食料品店が在庫の優先順位を主食や必需品に再配分したため、ベーカリー製品、菓子、乳製品、清涼飲料水などの食品・飲料製品は、販売が延期されました。また、ロックダウンや検疫措置に加え、州や政府が課した輸出入制限により、サプライチェーンが混乱し、ステビアの輸出業者にも影響が出ています。一方、パンデミックの影響で、消費者の間では従来の食材からのシフトが進み、無添加の砂糖や低炭水化物といった食生活の傾向が強まっており、ステビアの需要の増加につながっています。

天然甘味料への需要の高まり

世界的な糖尿病や肥満の増加に伴い、消費者は天然甘味料へのシフトを進めています。国際糖尿病財団によると、糖尿病患者は、2015年の4億1,500万人から、2040年には6億4,100万人に達すると予測されています。肥満は、高血圧、メタボリックシンドローム、心血管リスク、網膜症などとともに、糖尿病にもつながる疾患です。世界保健機関(WHO)は、日々のライフスタイルの中で糖分の摂取を減らすことを推奨しており、消費者はステビアなどの天然甘味料を好んで使用しています。また、欧州では、無糖の製品が好まれる傾向が強まっていることからも、天然甘味料に対する需要が、ステビア市場の成長を後押ししています。

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