コンパクトラミネートの市場規模、2028年に42億8,613万米ドル到達予測

コンパクトラミネートの市場規模は、2020年の36億1,918万米ドルから、2028年には42億8,613万米ドルに達すると予測されており、2021年から2028年にかけて3.9%のCAGRで成長することが見込まれています。

コンパクトラミネートは、インテリア、壁の外装材、トイレのパーテーションなど様々な用途に使用される素材で、フェノール樹脂を含浸させたクラフト紙と、メラミン樹脂を含浸させた化粧板紙で構成されています。これを乾燥させた後、積層してラミネートに挟み込み、高温で圧縮することで樹脂が活性化され、層が永久的に融合してパネルになります。コンパクトラミネートの外観は、装飾的な表面紙に左右され、クラフト紙のコア部分はコンパクトラミネートに独特のエッジを与えます。

2020年は、アジア太平洋地域がコンパクトラミネートの主要市場となり、その後も急速に成長しています。この地域には、アイカ工業、Greenlam Industries、Merino Laminatesなどの主要メーカーが集中しており、アジア太平洋地域の市場に様々な成長機会を提供しています。また、同地域では、キッチンやバスルームで使用されるカウンタートップ用のコンパクトラミネートの需要が増加しており、このことも、同市場の成長を促進しています。また、インドなどでは、FDI(外国直接投資)の増加や国際的なブランドの浸透により、商業施設の建設が増加しており、その建設活動においてコンパクトラミネートが使用される機会が増えています。さらに、急速な都市化に伴う可処分所得の増加、消費者のインテリア志向の高まりなども、同市場に様々な有利な機会をもたらしています。

COVID-19パンデミックは、化学・素材産業の状況を大きく変え、コンパクトラミネート市場の成長に悪影響を及ぼしています。ウイルスの蔓延に対抗するための政府や公的機関によるさまざまな対策は、状況を悪化させ、産業分野の成長に影響を与えています。また、国内外の境界線が突然閉鎖されたことによる、業務効率の急激な低下やバリューチェーンの混乱も、市場に悪影響を及ぼしました。サプライヤーからの原材料の調達に支障が生じ、無期限のロックダウンや製造拠点の一時的な閉鎖は、建築・建設業界の成長に影響を与えています。いくつかの産業分野の成長が著しく低下したことで、世界市場におけるコンパクトラミネートの需要にマイナスの影響を与えました。一方で、経済の活性化が計画されていることから、コンパクトラミネートの需要は世界的に増加すると予想されます。さらに、新製品の開発が、パンデミック後のコンパクトラミネートの需要を刺激すると予想されます。例えば、2020年11月、世界でトップ3、アジアで最大のラミネートメーカーにランクされているGreenlam Industriesは、SARS-CoV-2に対して有効な革新的なラミネートを発売しました。ウイルスがこのラミネートの表面に触れると、30分以内に99%の有効性を持って働き、45分で完全に駆除する結果を得ました。住宅、商業、工業の各分野におけるコンパクトラミネートの需要拡大と、主要メーカーによる多額の投資が、同市場の成長を牽引すると予想されます。

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