自動車用ディスクブレーキの市場規模、2028年に200億1,640万米ドル到達予想

自動車用ディスクブレーキの市場規模は、2021年の154億8,530万米ドルからCAGR3.7%で成長し、2028年には200億1,640万米ドルに達すると予想されています。世界の都市化傾向は急激に高まっており、その結果、都市人口の平均可処分所得が増加し、ライフスタイルが向上しています。このライフスタイルの変化は、乗用車の需要をさらに押し上げており、メーカーは顧客に最適なサービスを提供するために、生産量を増やす必要があります。乗用車を含む自動車の生産台数は、先進国および発展途上国で着実に増加しています。また、ローン金利の低下も自動車産業の成長を後押ししており、過去7-8年の乗用車生産台数の前年比成長率は2%近くに達しています。世界的な自動車需要の増加に伴い、生産量はさらにプラスの影響を受けており、信頼性の高いブレーキシステムが必要とされています。

COVID-19の自動車用ディスクブレーキ市場への影響

COVID-19パンデミックの影響により、各国政府により厳しい移動制限措置が取られました。旅行の禁止、大規模なロックダウン、ビジネスの停止などにより、多くの国の経済や産業に影響が及んでいます。ロックダウンによる、製造業、自動車産業、半導体・電子産業、石油・ガス産業、鉱業、航空産業、その他の産業の活動の一時的な停止により、事業経営が悪化しています。

COVID-19の影響を受けた自動車業界では、組立工場の閉鎖、製造工程の減速、サプライチェーンの混乱などが発生しました。その結果、原油価格の変動や多くの地域での経済減速の影響を受け、2020年初頭に自動車販売台数が大幅に減少しました。一方、COVID-19が自動車業界に多大な影響を与えているにもかかわらず、自動車のオンライン販売の増加や、ロックダウン後の製品発売の急増などが、自動車用ディスクブレーキ市場の成長を促進する要因となっています。

交通事故死者数削減に向けた規制強化が市場の成長を後押し

自動車の需要の増加に伴い、その安全性を高めるための規制も強化されており、その事がブレーキの需要の急増につながっています。インドをはじめとする各国の政府機関は、商用車や乗用車の安全性に関わる部品の規制に乗り出しており、その結果、自動車用ディスクブレーキの需要が拡大しています。 さらに、ブレーキの故障による交通事故が増加していることから、政府機関は新たな基準を導入し、死亡者数の減少に貢献しています。

タイプ別見通し

市場は、タイプ別に、対向ピストン式ディスクブレーキとフローティングキャリパー式ディスクブレーキに分類されます。2020年は、フローティングキャリパー式ディスクブレーキが高い市場シェアを占めました。

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