マイクロポンプの市場規模、2028年に51億7,286万米ドル到達予測

マイクロポンプの市場規模は、2021年の15億5,301万米ドルからCAGR18.8%で成長し、2028年には51億7,286万米ドルに達すると予測されています。マイクロポンプ市場は、製品タイプ、材料、アプリケーション、エンドユーザー、地域別に分類されています。地域別市場は、さらに、北米、欧州、アジア太平洋、中東・アフリカ、南・中央アメリカに分けられます。

医療機器業界におけるマイクロポンプの需要拡大

近年、薬物の放出制御には、適切な量の薬物を適切なタイミングで最小の侵襲で放出することなど、多くの課題があり、高度な薬物送達デバイスの需要が高まっています。従来の薬物送達デバイスの課題としては、長期的な治療、短い治療期間、複雑な投与スケジュール、複合的な治療、個別の投与レジメンなどが挙げられます。機械部品と電気部品を組み合わせた微小電気機械システム(MEMS)の出現は、これらの欠点を克服するためのソリューションを提供しています。医療機器の小型化の進展は、医療機器業界を大きく変えました。医療費の高騰や自宅での外来診療への移行に伴い、小型・軽量で持ち運び可能な製品の需要が急激に高まっています。医療機器の小型化にはさまざまな方法があり、中でも最も重要なのがマイクロポンプです。マイクロポンプは、生産コストの削減、漏れの減少、消費電力の削減に加え、液体の流れを制御して体内に薬剤を送り込むことで精度を高めることができます。また、極めて少量の液体を効率的に扱うことができ、経皮的なインスリン投与、人工心臓による血液搬送、ブドウ糖や薬剤の注入、ホルモン治療、痛みや創傷の管理など、さまざまな医療用途に開発されています。 さらに、メーカーは医療機器業界の需要の高まりに対応するため、幅広い種類のマイクロポンプをリリースしています。例えば、2019年11月、TTP Ventusは、より高い流量、より高い圧力を実現する新しいHPシリーズのマイクロポンプを発売しました。これにより、マイクロ流体研究、医療診断、治療用デバイス、ウェアラブルなどのアプリケーションの製品イノベーションの可能性が広がりました。さらに、マイクロポンプは新しい医療用途にも使用されています。例えば、2018年9月、Sensile Medicalは、パーキンソン病の治療用に設計されたウェアラブルマイクロポンプのEU認証を取得しました。このデバイスは、液体薬の自動充填、カラーディスプレイ、充電ユニット、データストレージなどの機能を備えた使いやすいデバイスで、治療管理の強化に役立ちます。

製品タイプ別見通し

市場は、製品タイプ別に、機械式マイクロポンプ、シリンジポンプ、ピエゾ式マイクロポンプ、蠕動ポンプ、非機械式マイクロポンプに分類されます。2021年の市場では、機械式マイクロポンプが最大シェアを占め、今後は、非機械式マイクロポンプが高いCAGRを記録すると予想されています。

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