病理組織検査サービスの市場規模、2028年に351億8790万米ドル到達予測

病理組織検査サービスの市場規模は、2021年の238億9044万米ドルからCAGR5.7%で成長し、2028年には351億8790万米ドルに達すると予測されています。病理組織検査サービスは、病気の診断のために生体組織を顕微鏡で検査するものです。画像処理技術を用いることで、膵臓や腹膜などのアクセスできない部位から生検組織を採取することができます。生物製剤の需要増加や慢性疾患の増加などの要因が、市場の成長を促しています。しかし、病理組織学と免疫組織化学に関連する制限が、今後の市場成長をある程度制限すると予想されます。

慢性疾患の罹患率の増加

心血管障害、神経疾患、自己免疫疾患、がんなどの慢性疾患は、世界的に死亡や障害の主な原因となっています。米国疾病管理予防センターによると、2019年、米国では10人に6人が少なくとも1つの慢性疾患に罹患しています。世界保健機関(WHO)によると、CVDは世界的な死因の第1位であり、毎年1,790万人の命を奪っていると推定されます。

がんは、世界的に見ても主要な死因の一つであり、社会的に多大な経済的負担となっています。WHOによると、2018年には、世界各国で960万人が、がんで死亡しており、この病気に対する効果的な治療の研究が、市場の成長に影響を与えています。National Health Profileによると、インドでは2017年から2018年にかけて、子宮頸がん、口腔がん、乳がんなどの一般的ながんの症例が324%増加しています。さらに、非伝染性疾患(NCD)クリニックを訪れる患者の総数は、2017年から2018年にかけて倍増しています。ライフスタイルの急激な変化、アルコールやタバコの消費は、がんの発生率を高める主要な原因となっています。

また、自己免疫疾患は、多くの人々が悩まされる病気の原因となっています。例えば、米国国立衛生研究所によると、2,350万人のアメリカ人が自己免疫疾患に罹患しており、さらに800万人が自己免疫疾患に罹患する可能性を示す自己抗体を持っています。自己免疫疾患の根本的な原因は未解明で、研究者は、病理組織分析により疾患のメカニズムを理解し、治療法をデザインして対応しています。このように、世界的に慢性疾患が増加していることが、病理組織検査サービス市場の成長をもたらすと考えられます。

検査の種類別見通し

市場は、検査の種類別に、外科用検体、乳房生検、肺生検、腎生検、消化管生検、膵臓生検、皮膚組織生検、精巣生検、その他に分類されます。2021年は、外科用検体セグメントが最大シェアを占め、今後も最も速いペースで成長することが予想されています。

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