装飾用塗料の市場規模、2028年に1215億3,191万米ドル到達予測

装飾用塗料の市場規模は、2019年の740億9,154万米ドルから、2028年には1215億3,191万米ドルに達し、2020年から2028年にかけて5.7%のCAGRで成長することが見込まれています。装飾用塗料は、インテリアやエクステリアの用途において、美しいデザインや特徴的なテクスチャーを付与するのに役立つアクリル塗料と定義されています。装飾用塗料の需要は、消費者の生活パターンの変化や、住宅、オフィス、複合施設などの外観への関心の高まりにより拡大しています。塗料業界の成長に伴い、インフラや建築分野での装飾塗料の用途が認識されるようになりました。また、装飾塗料は、建物の外部および内部空間を装飾するのに役立ち、エッグシェル、グロス、サテンなどの仕上げに加えて、マット仕上げが施されており、ユニークな芸術作品を提供するのにも役立ちます。さらに、光の吸収や反射、断熱、低揮発性有機化合物の排出など、さまざまな機能的特性を持つことで知られています。

欧州の装飾用塗料市場は、最も高い成長率が見込まれています。同地域における、投資の増加と経済の回復によるインフラプロジェクト数の増加が、装飾用塗料の需要を押し上げています。建設実務や舗装設計では、様々なインフラ基準を満たすために高品質な材料が必要とされます。また、新興の中流階級の人々からの需要は、同市場にプラスの効果をもたらします。西欧で消費・生産されている建築用塗料は、家庭装飾に対する消費者の関心が高いことから、その多くが中級から高級品で占められています。また、塗料の消費量の増加は、歴史的に見ても生活水準の向上と相関しています。現在、西欧の装飾用塗料市場は成熟しており、売上は緩やかに増加すると予想されます。

COVID-19パンデミックの装飾用塗料市場への影響

COVID-19パンデミックは化学産業分野に影響を及ぼしており、装飾用塗料市場も制限を受けています。パンデミックは業務効率を歪め、バリューチェーンを混乱させ、収益の損失を生み出しています。また、この影響による建設活動の停止は、装飾用塗料の需要を低下させました。例えば、インドでは、この危機に伴うロックダウンや規制により、建設活動が大打撃を受けています。インド統計局の最新情報によると、建設プロジェクトは平均で3.5年遅れているとのことです。また、各国の建設活動の停止や、バリューチェーンの混乱による原材料の供給制限も、同市場の成長を抑制しています。一方で、経済の活性化が計画されていることから、装飾用塗料の需要は今後数ヶ月のうちに回復すると考えられています。パンデミック後の経済発展に注目が集まる中、用途の拡大、政府による積極的な施策、先端技術の導入などが、装飾用塗料市場の成長を後押しすることが予測されます。

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