カメラトラッキングソフトウェアの市場規模、2028年に7億3,410万米ドル到達予測

カメラトラッキングソフトウェアの市場規模は、2020年の2億8,680万米ドルから、2028年には7億3,410万米ドルに達し、2021年から2028年の間に12.9%のCAGRで成長すると見込まれています。リアルタイムアニメーションのための効果的なカメラトラッキングソフトウェアの需要が大きいこと、SFやアニメーション映画の人気が高まっていることが、カメラトラッキング市場の成長を促進する主な要因となっています。アジア太平洋地域、欧州、北米、中東・アフリカ、南米のメディアエンタテインメント業界では、最先端の高性能なカメラトラッキングソフトウェアの調達に多額の費用を投じています。これらのソフトウェア製品は、通常のフィルムカメラを使って現実世界で撮影されたシーンの360度ショットの安定化や3Dアニメーションの追加に使用されます。

カメラトラッキング市場は、コンポーネント、トラッキングタイプ、地域別に分類されています。コンポーネント別では、ソフトウェアとサービスに分かれています。また、トラッキングタイプ別には、スチルトラッキングとシーケンストラッキングに分類されます。さらに、地域別では、北米、欧州、アジア太平洋、中東・アフリカ、南米に分類されています。

カメラトラッキングソフトウェア市場は、一握りの著名な国際市場プレーヤーによって支配されています。2020年には、COVID-19パンデミックにより、市場は大幅に縮小しました。カメラトラッキングとは、実際のカメラで撮影された映像コンテンツに、その動きを追跡して3D要素を加えることです。映画やテレビ番組では、特殊効果や背景、ロボットの動きなどを加えるために採用されています。また、2Dシーケンスのカメラの動きをトラッキングして、アニメーションのような3Dコンテンツを作成することもできます。

COVID-19パンデミックのカメラトラッキングソフトウェア市場への影響

COVID-19の感染者数は、北米では米国が最も多く、2021年時点で2,000万人以上に達しており、カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州、ニューヨーク州などが被害の大きい地域となっています。同国の連邦政府は、全国的なロックダウンは実施しなかったものの、各州の知事がそれぞれロックダウンの実施を決定したため、製造業、IT、メディア・エンターテイメントなど、様々な分野の業務が中断されました。このような状況の中、映画やテレビ番組の撮影場所が制限されたため、制作会社はいくつかの大型映画プロジェクトを中止せざるを得ませんでした。さらに、映画館の多くが倒産のために閉鎖されました。アメリカでは2,500の映画館が、人々の集まりを避けるために閉鎖されました。その結果、撮影機材、音響機材、編集ソフト、特殊効果ソフトなどの映画製作に関連するビジネスやサービスが伸び悩みました。しかしながら、2020年後半に封鎖が緩和され、ワクチンの集団予防接種が行われたことで、2021年には映画やテレビ番組の制作・撮影が徐々に再開されました。

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