工業用木材接着剤の市場規模、2027年に76億5620万米ドル到達予測

工業用木材接着剤の市場規模は、2019年の51億3380万米ドルから、2027年には76億5620万米ドルに達し、2020年から2027年にかけて5.2%のCAGRで成長すると見込まれています。

木材接着剤は、合板などの積層単板製品、配向性ストランドボード、パーティクルボード、積層梁・材木、ファイバーボード、エッジ・エンドジョイント製品、建築用ドア・窓・フレーム、家具、床材、天井・壁タイルなどの建築材料の製造に使用されます。急速に拡大している建設業界は、木材の用途を増やしており、工業用木材接着剤の需要が生まれています。

2019年、世界の工業用木材接着剤市場では、アジア太平洋地域が最大シェアを占めました。アジア太平洋諸国における木質製品の需要の高まりと木製家具の消費の増加が、市場の成長に寄与しています。アジア太平洋地域は、木工用接着剤市場において、金額、数量ともに大きなシェアを占めています。さらに、この地域は木材接着剤の生産者の数が最も多い地域でもあります。木工用接着剤を製造している大手企業には、Henkel AG & Co、Pidilite Industries、Jubilant Industries、Sika AGなどがあります。Pidilite Industriesは消費者中心の理念により、常に品質と革新に焦点を当てています。Sika AGは、その製品とサービスにおいて、最高の品質基準を維持することに専念しています。これらの企業はすべて、木材接合目的に適した、木材接着剤を提供しています。また、木工業界でも非常に人気があります。

COVID-19のパンデミックは、ロックダウン、渡航禁止、ビジネスの停止などにより、様々な産業に悪影響を及ぼしています。製造業は、サプライチェーンの断絶、技術イベントの中止、オフィスの閉鎖など、深刻な混乱に見舞われている主要産業の一つです。北米や南米、欧州、アジア太平洋地域などの地域では、さまざまな工場やプラントが閉鎖され、サプライチェーンが制限され、製造活動や配送スケジュール、各種商品の販売に悪影響を及ぼしています。これらの要因は、建設業や製造業に悪影響を及ぼし、工業用木材接着剤市場の成長を制限しています。

建設・インフラ活動の活発化

建設業界では、住宅や商業施設の新規建設数が増加しています。北米では、建設活動が大幅に増加しています。Associated General Contractors of America, Inc.によると、2018年の米国における官民の建設支出は、1兆3295億米ドルに達しています。大都市の急速な発展に伴い、商業施設の建設プロジェクトの需要が高まっています。快適な職場は、従業員の生産性を高めるため、オフィススペースには、美しい外観を与える木製の素材が多用されています。さらに、観光産業が拡大しており、ホテルやリゾート施設の建設は、世界中で広まっています。観光客は木で作られたホテルやリゾートに魅力を感じます。木材には美しさだけでなく、環境への優しさや人体への安全性など、さまざまな特性があります。また、木材は熱伝導率が低いため、寒冷地でも木造の建物の中は常に暖かく保てます。このように、建築活動の活発化と、建築物における木製品の利用の増加が、工業用木材接着剤市場の成長を促進しています。

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