関節炎モノクローナル抗体の市場規模、2023年には560億5000万米ドルに到達予想 関節炎の有病率の増加と個別化医療の需要が市場を牽引

関節炎モノクローナル抗体市場は、関節炎疾患の治療に使用されるモノクローナル抗体の売上で構成されています。関節炎とは、関節やその周辺の炎症、圧痛、痛み、こわばりなどを特徴とする関節痛と呼ばれています。関節炎の治療には、様々なモノクローナル抗体薬が使用されています。これらには、インフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブが含まれます。市場は、関節炎用モノクローナル抗体医薬を製造している企業が、これらの製品の売上によって得られる収益で構成されています。

関節炎モノクローナル抗体の市場規模は、2019年の464億8000万米ドルからCAGRマイナス2.8%で減少し2020年には451億8000万米ドルに縮小すると予想されています。これは、COVID-19の発生により、ソーシャルディスタンスの確保、リモートワーク、産業やその他の商業活動の閉鎖など封じ込め措置が実施され、運営上の課題が生じていることに起因しています。その後、市場はCAGR7.45%で回復し、2023年には560億5000万米ドルに達すると予想されています。

関節炎の有病率が高まっていることが、関節炎モノクローナル抗体市場の成長を押し上げています。疾病対策予防センター(CDC)によると、2015年の成人の関節炎の割合は11.2%から42.7%で国によって異なりますが、関節炎の中では変形性関節症が最も多く、痛風、線維筋痛症、関節リウマチと続きます。WHOによると、関節リウマチの有病率は国により0.3%~1%と異なり、変形性関節症の世界的な推定値は男性9.6%、女性18%となっています。関節炎の有病率の増加と個別化医療の需要は、関節炎モノクローナル抗体市場の需要を増加させています。

モノクローナル抗体の高コストは、関節炎モノクローナル抗体市場を阻害すると予想されています。過去20年間にFDAから承認されたモノクローナル抗体の、適応症ごとの治療費の年間平均価格は9万6731米ドルでした。こうした抗体の高コストは、開発や製造にかかるコストが主な要因となっています。モノクローナル抗体の高コスト化は市場の成長を制限することが予想されます。

関節炎モノクローナル抗体市場は、薬剤別(レミケード、ヒュミラ、エンブレル、リツキサン、オレンシア、アクテムラ、シンポニ、シンジア、レミシマ)、用途別(関節リウマチ、変形性関節症、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、線維筋痛症、その他)に分類されています。

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