獣医用使い捨て用品の市場規模、2023年には3億6000万米ドルに到達見込み 発展途上国における獣医師の不足は、市場の成長を抑制

獣医用使い捨て用品市場は、商品を製造する企業の売上で構成されています。獣医用使い捨て用品は、動物の病気の治療に使用される、単回使用を目的とした製品です。

獣医用使い捨て用品の市場規模は、2019年の3億米ドルから2020年には2億8000万米ドルに減少し、同期間中のCAGRはマイナス6.84%になると予想されています。これはCOVID-19の発生による封じ込め措置として実施されているソーシャルディスタンスの確保、リモートワーク、産業やその他の商業活動の閉鎖に起因しています。その後、市場はCAGR 8.6%で回復し、2023年には3億6000万米ドルに達すると予想されています。

X世代とY世代によるペットの所有率の記録的な増加が、市場の成長に貢献しました。APPAによると、ミレニアルズ(Y世代)は、さまざまな種類のペットの所有者として最多の世代となっています。Y世代とZ世代の80%以上が犬を所有し、50%近くがペットとして猫を所有しています。一部地域では、複数のペットを所有する人も増えています。米国では、2016年に全世帯の57%近くがペットを所有しており、2019年から2020年の調査では、全世帯の67%に相当する8490万世帯がペットを所有していました。飼い主は、先進的な設備について知識があり、ペットの健康に多額の費用をかける事を望んでいます。そのため、ペットの所有率の上昇は、獣医用使い捨て用品市場の成長を加速しています。

発展途上国における獣医師の不足は、市場の成長を抑制しています。2015年から2019年の、低・中所得の国では動物の疾病は家計の重荷となり、先進国に比べて発展途上国の多くは獣医医療へのアクセスが悪くなっています。2019年、インドのチャンディガルでは、890頭の家畜に必要な獣医師が1122人であるのに対し、実際は918人の獣医師しかいませんでした。獣医医療サービスの利用可能性が低く、動物病院や獣医師の数が不足していることが、多くの発展途上国の獣医用使い捨て用品の成長を制限しています。米国農務省によると、2019年には、米国の500州の農村部で獣医の診察がうけられず、44州では獣医師不足に直面しています。農村部での家畜の医療が不十分であると、動物の診察数が減り、獣医用使い捨て用品の市場を阻害することになります。

獣医用使い捨て用品市場の主要なプレーヤーは、Mindray Medical International Limited、Smiths Group PLC、B. Braun Melsungen AG、Henry Schein、DRE Veterinary、Midmark Corporation、Jorgensen Laboratories、BD、Cardinalhealth、Medtronicなどがあります。

獣医用使い捨て用品市場は、地域別にアジア太平洋、西欧、東欧、北米、南米、中東、アフリカに分類されます。

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