呼吸装置・機器 (診断) 市場規模、2023年には73億7000万米ドルに到達見込み 喘息やCOPDの増加により市場の成長が加速

呼吸装置・機器 (診断) 市場は、機器を製造する事業者(団体、個人事業者、組合)による売上と関連サービスで構成されています。呼吸器機器は、喘息、嚢胞性線維症、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患の診断に使用されます。

呼吸装置・機器 (診断) の市場規模は、2019年の60億9000万米ドルからCAGRマイナス4.65%で縮小し、2020年には58億米ドルになると予想されています。これは、COVID-19の発生によるソーシャルディスタンスの保持、リモートワーク、産業やその他の商業活動などの封じ込め措置に起因しています。その後、市場はCAGR8.29%で回復し、2023年には73億7000万米ドルに達すると予想されています。

呼吸器疾患の有病率の増加は、診断装置・機器の使用を増加させ、市場の成長を加速させています。慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの疾患は、高齢者層でより増加しています。COPDは閉塞性肺疾患の一種であり、長期的な呼吸障害を引き起こします。国連(UN)によると、2017年の世界の老年人口は9億6200万人に上ります。また、世界疾病負荷調査では、2016年の世界のCOPDの有病率は2億5100万人と報告されています。カナダでは、2018年には1歳以上の380万人が喘息と診断され、200万人が慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断されました。両疾病とも呼吸能力に影響を与える可能性があるため、これらの症例数の増加は、診断装置や機器の需要を急増させ、市場の成長を牽引しています。

厳しい規制慣行は、診断用呼吸器の成長にネガティブな影響を与えると予想されます。米国食品医薬品局(FDA)による医療機器の分類で、呼吸器機器はクラスIII(患者に重大なリスクをもたらす)に分類されるため、厳しい承認プロセスを経ています。これらの機器は、クラスIやクラスIIの機器とは異なり、その使用目的を裏付ける臨床的証拠とともに、販売承認を得ることができます。中国では、医療機器、なかでも、呼吸補助や栄養補給を中心に使用される機器の承認プロセスは厳しく、時間のかかるものとなっています。このようなプロセスが医療機器の市場参入を遅らせ、成長を抑制しています。

呼吸装置・機器市場の企業は、ポータブルやワイヤレスの診断用呼吸器への投資を増やしています。この傾向は、取り扱い易さ、費用対効果、デバイスの高度な機能、および在宅医療機関での使用に適していることにより牽引されています。従来のデバイスとは異なり、患者の呼吸数や脈拍数などのバイタルサインを即座に診断する革新的技術を搭載したポータブル呼吸器デバイスが市場に投入されています。

同市場は、地域別に、アジア太平洋、西欧、東欧、北米、南米、中東、アフリカに分類されます。2019年は、北米地域が最大市場でした。

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