コンパニオンアニマル用ワクチンの市場規模、2023年には32億2000万米ドルに到達予測 米国では67%相当の8490万世帯がペットを飼育

コンパニオンアニマル用ワクチン市場は、事業体(団体、個人事業者、パートナーシップ)によるワクチンの売上で構成されています。コンパニオンアニマル用ワクチンは、抗体の産生を刺激し、犬、鳥、猫などのペットの1つまたは複数の病気に対する免疫を提供するために使用される物質です。

コンパニオンアニマル用ワクチンの市場規模は、2019年の27億2000万米ドルからCAGRマイナス4.34%で縮小し、2020年には26億米ドルになると予想されています。これは、COVID-19のアウトブレイクによるソーシャルディスタンスの保持、リモートワーク、産業やその他の商業活動の閉鎖や封じ込め措置に起因しています。その後、市場はCAGR7.43%で回復し、2023年には32億2000万米ドルに達すると予想されています。

X世代とY世代が成人しペットの所有が増加したことが、歴史的な市場の成長に貢献しました。APPAによると、ミレニアム世代、つまりY世代は、あらゆる種類のペットの所有者として最多の世代となっています。Y世代とZ世代の80%以上がペットとして犬を飼い、50%近くが猫を飼っています。一部の地域では、複数のペットを飼っている人も増えています。2016年に、米国では、全世帯の57%近くがペットを所有していました。2019年から2020年のAPPA全国ペット所有者調査によると、米国の世帯の67%がペットを飼っており、これは8490万世帯に相当します。ペットの飼い主は、先進的な施設の知識があり、ペットの健康に多額の費用をかける事を惜しみません。したがって、ペットの所有者の増加は、コンパニオンアニマル用ワクチン市場の成長につながります。

アニマル用ワクチンの高コストは、市場の成長を抑制することが予測されます。2015年、米国でペットを飼っている世帯は、ペットケアに約1000米ドルを費やしました。米国ではペットを飼っている世帯は全体の約70%に相当し、一方で、ペットケアに関連した高額な支出を賄えるだけの貯蓄を持っている世帯は39%に過ぎません。2019年には、米国では過去2年間に28%近くの世帯が獣医による診療に限界を感じています。ペットの飼い主の80%は、金銭的な問題のために予防的なケアをペットに受けさせることができません。ペットの飼い主が高価な動物の治療を受ける余裕がないというケースがいくつかあり、このことがコンパニオンアニマル用ワクチン市場の成長を抑制しています。通常、狂犬病ワクチンの平均コストは約1200米ドルから6500米ドルまで変動します。

コンパニオンアニマル用ワクチンの主要なプレイヤーは、B Boehringer Ingelheim、Eli Lilly and Company (Elcano) 、 Heska、Merck Animal Health、 Virbac、 Zoetis、 ElancoCeva Sante Animal S.A、 Bayer Healthcare、 NEOGEN CORPORATION、 ImmuCell Corporation、 Intervet (Merck Animal Health)などがあります。

コンパニオンアニマル用ワクチン市場は、地域別に、アジア太平洋、西欧、東欧、北米、南米、中東、アフリカに、分類されます。2019年は、北米地域が最大市場となりました。

同市場は、製品別に、不活化、弱毒生、組換え、その他に分類され、投与経路別に、経口、非経口、その他に分類され、流通経路別に、動物病院、動物診療所、薬局・ドラッグストア、その他に分類されます。

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