リポソーム薬物送達デバイスの市場規模、2023年には44億3000万米ドルに到達予想 がん罹患率の上昇が、市場の需要を押し上げる

リポソーム薬物送達デバイス市場は、製造する事業体(組織、個人事業者、パートナーシップ)による売上と関連サービスで構成されています。リポソームは、微小なコロイド状の球体であり、薬物分子を作用部位に送達するために使用されます。リポソームは、病院、診断センター、製薬会社、クリニック、在宅医療など、様々な患者ケアの現場で使用されています。

リポソーム薬物送達の市場規模は、2019年の33億3000万米ドルから2020年には33億米ドルに減少し、CAGRマイナス0.74%で成長すると予想されています。これは、COVID-19の発生により、社会的距離の離隔、リモートワーク、産業やその他の商業活動の閉鎖など封じ込め措置に起因しています。その後、市場はCAGR10.27%で回復し、2023年には44億3000万米ドルに達すると予想されています。

世界的ながん患者の増加が、市場の成長に影響を与えていると考えられています。リポソーム薬物送達デバイスは、放射線治療、化学療法、外科的切除などがん治療の標的治療として使用されています。米国がん協会によると、2019年の米国での新規患者数は170万人で、がん死亡者数は60万人となっています。世界で最も多いがんは、肺がん、前立腺がん、大腸がん、乳がんの4つで、新規がん患者の43%を占めています。そのため、世界的ながん罹患率の上昇は、今後数年間で市場の需要を押し上げると予想されています。

リポソーム薬剤送達デバイスの高コストは、市場の成長を抑制すると予想されます。例えば、脂質・リポソーム薬物送達システムでは、脂質賦形剤に使用される原材料と製造量を増やす装置の両コストにより、製造全般の経費が高くなっています。さらに、乾癬、アトピー性皮膚炎、皮膚癌などの外用疾患の治療のなかでは、リポソーム薬物送達による治療が最も高価な治療法であるとされています。

リポソーム薬物送達デバイス市場は、地域別に、アジア太平洋、西欧、東欧、北米、南米、中東、アフリカに分類されています。2019年は北米地域が最大市場でした。

種類別に、リポソーム ドキソルビシン、リポソーム パクリタキセル、リポソーム アンホテリシンB、その他 に分類され、用途別に、真菌症、がん治療、疼痛管理、ウイルスワクチン、光線力学的治療に分類され、エンドユーザー別に、病院、診断センター、外来手術センター/クリニック、その他に分類されています。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]