冠動脈粥腫切除機器の市場規模、2023年にはCAGR6.92%で2億1185万米ドルに回復予測 政府の厳しい規制が市場の成長を妨げる可能性も

冠動脈粥腫切除機器の市場は、機器を製造する事業体(団体、個人事業者、パートナーシップ)による売上と関連サービスで構成されています。この機器は、冠動脈の血管からアテローム性動脈硬化を除去するために使用されます。

冠動脈粥腫切除機器の市場規模は、2019年の1億8011万米ドルから2020年には1億7332万米ドルに縮小し、CAGRマイナス3.77%で減少すると予想されています。これはCOVID-19の発生により、通院を避けるために治療が延期され、患者数が減少したことによるものです。その後、市場は2023年にかけてCAGR6.92%で回復し、2億1185万米ドル規模に到達すると予想されています。

北米地域が最大市場

心血管疾患(CVD)の有病率の増加により、CVD治療用の粥腫切除装置の需要が増加しています。心血管疾患の有病率の増加は、喫煙、運動不足、不健康な食生活などが原因と考えられます。例えば、世界保健機関(WHO)によると、2019年には世界で毎年1790万人がCVDで死亡しています。心臓や血管による障害には、脳血管疾患、リウマチ性心疾患、冠動脈性心疾患などが含まれます。英国心臓財団によると、2020年には、英国で年間約6万4000人が冠動脈性心臓病で死亡しており、1日平均180人、つまり8分に1人の割合で死亡していることになります。英国では、男性の7人に1人、女性の12人に1人が冠動脈性心疾患で亡くなっています。そのため、心血管疾患の有病率の増加が、市場の成長を牽引すると予想されています。

医療機器の承認プロセスが長いことが、市場の成長を抑制すると予想されています。規制機関は、厳格な表示要件、市販前承認、医療機器の報告を製品の発売に課しています。これらの機器はクラスIIに分類され、リスクが高いと考えられています。そのため、政府の厳しい規制が市場の成長を妨げる可能性があります。

冠動脈粥腫切除機器市場の大手メーカーは、新興企業や中堅企業と戦略的に提携・協業し、製品やサービスの幅を広げています。例えば、2018年7月、Cardiovascular Systemsは冠動脈・末梢動脈アテレクトミーシステム(OAS)を海外で販売する契約をOrbusNeichと締結しました。同月には、複数の形態の動脈疾患の治療に、より効果的に使用できる、医師向けの新しいレーザーアテレクトミー装置の開発でAerolase社と提携しました。

市場は、地域別に、アジア太平洋、西欧、東欧、北米、南米、中東、アフリカに分類されています。

市場は、製品別(方向性粥腫切除装置、軌道上粥腫切除装置、光不透過性粥腫切除装置、回転式粥腫切除装置)、 エンドユーザー別(病院・手術センター、外来診療センター、研究所・学術機関)に分類されています。

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