電気機関車の市場規模、2020年はCOVID-19の影響でCAGR-1.99%と低迷、2023年には推測CAGR7.06%でV字回復見込み

電気機関車市場は、可搬容量のない列車に動力を供給し、列車を牽引することのみを目的とした電気機関車の売上で構成されています。売上高は、主に機関車とその構成部品である電動機、変圧器、インバータ、コンプレッサーなど、製造に従事している事業所によって生成された収益で構成されています。

同市場は、2019年の65億3000万米ドルから2020年には64億ドルに減少し、CAGR-1.99%と予想されています。減少の主な原因は、COVID-19の発生による影響に起因しています。その後、市場は回復し、2023年には78億5000万米ドルに達しCAGR7.06%に成長すると予想されています。

電気機関車市場は、エネルギー転送によって、架空送電線、第三レール、車載エネルギー貯蔵などに分類されています。また、技術別にはIGBTモジュール、GTOサイリスタ、SICモジュール、牽引ユニット別にはAC牽引ユニット、DC牽引ユニット、マルチシステムユニット、用途別には旅客輸送、貨物輸送に分類されています。

車両の安全性を確保するために必要な、定期的なメンテナンスが非常に高価であり、市場の阻害要因となっています。例えば、高速列車セットの年間メンテナンス費用は約100万米ドルかかり、定期的に交換が必要な部品のコストに加えて、駅などの設備にも適切な保守が必要となります。さらに、長期的なメンテナンスとして、車両の電気・機械・油圧の各部の点検で、多額の投資が必要となります。こういった高額なメンテナンスやオーバーホールが電気機関車市場の成長の妨げとなっています。

デュアルモード(ディーゼル・エレクトリックの双方の機能を併せ持つ)機関車の出現は、電気機関車市場の主要なトレンドになると予測されます。2019年11月、Rail Systems RP GmbHとSiemens Mobilityは、ディーゼルまたは電気ユニットとして操作できるVectron Dual Mode機関車の供給契約を結びました。電化路線では、Vectron Dual Modeは電力を利用して燃料を節約し、メンテナンスコストを削減します。ガソリンへの依存度が低下したため、今後数年間でデュアルモード列車への関心が高まり、同市場の成長を促進する要因となります。

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