直接販売施設の市場規模、2027年に1兆1255億2000万米ドル到達予測

直接販売施設の市場規模は、2022年の6884億5000万米ドルからCAGR11%で成長し、2023年に7638億5000万米ドルとし、さらに、2027年には1兆1255億2000万米ドルに達すると予測されています。

ロシア・ウクライナ戦争は、COVID-19パンデミックからの世界経済回復の可能性を混乱させました。この2国間の戦争は、複数の国に対する、経済制裁、商品価格の高騰、サプライチェーンの混乱につながり、商品やサービス全体にインフレを引き起こし、世界中の多くの市場に影響を及ぼしています。

直接販売施設市場には、1対1販売、オンライン販売、パーティープラン販売などのサービスを提供することによって企業が得た収益が含まれます。直接販売施設とは、電子商取引、通信販売、自動販売機による販売を除いた、店舗を持たずに商品を販売する事業者の事で、顧客が自分たちのところに来るのではなく、訪問販売のように自分たちが顧客を訪問する事業を指します。

2022年の直接販売施設市場は、アジア太平洋が最大となり、北米は、2番目に大きな市場となりました。直接販売施設の種類には、シングルレベルマーケティングとマルチレベルマーケティングが挙げられます。シングルレベルマーケティングは、販売員によって行われる直接販売を指し、ウェルネス、サービス、ホームおよびファミリーケア、パーソナルケア、衣類およびアクセサリー、レジャーおよび教育などさまざまな商品があり、価格帯はプレミアム、ミッドレンジ、エコノミーに分類されます。

発展途上国や低開発国における追加収入としてのニーズが、直接販売施設市場の推進要因となっています。インド商工会議所 (Assocham)によると、インドにおける直接販売施設市場は、2021年に21億6900万米ドルに達すると報告されています。直接販売は、たとえばパートタイムでも実行可能な収入源となり、長期的には、自営業として経済的自立を促進するものです。Assochamの論文によると、インドにおける直接販売施設の平均売上が年間約300米ドルに達することも明らかにされています。副収入の機会に対するニーズが、直接販売施設の市場を牽引すると予想されます。

一方、オンラインショッピングへの需要の高まりが、直接販売施設市場を抑制しています。Eコマースプラットフォームは、直接販売に比べて商品の割引率が高く、消費者が直販施設からオンラインショッピングポータルに乗り換えることを促しています。直接販売事業者は市場で生き残るために、そのビジネスモデルを変えつつあります。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
お問い合わせフォーム:www.gii.co.jp/form/inquiry
お電話:044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]