がん診断の市場規模、2028年に432億4000万米ドル到達予測

がん診断の市場規模は、2021年の178億2000万米ドルからCAGR13.5%で成長し、2028年には432億4000万米ドルに達すると予測されています。がん診断学は、さまざまなバイオマーカー、タンパク質、およびがん性腫瘍の存在の特定につながるいくつかの兆候を識別する方法で、病気の存在を確認または除外し、病気の進行を監視し、治療結果を予定・検討するために使用されます。また、その診断手順には、画像診断、腫瘍生検、臨床検査(腫瘍マーカーの検査を含む)、内視鏡検査、手術、または遺伝子検査が含まれます。

牽引要因:民間診断センター数の推移

画像診断の需要が高まる一方で、公立病院が使える画像診断数が限られていることから、民間診断センターが世界的に増加しています。有利な医療政策と一人当たりの医療費の高騰が、画像診断などの高度ながん診断技術の導入につながる環境を作り出しています。これらの企業が行う戦略には、製品の発売や拡大計画などがあり、市場の成長を後押しするものと思われます。

抑制要因:高コスト

検査需要の高まりと、より迅速で正確な結果をもたらす技術の進歩により、画像診断によるがん診断の価格は上昇しています。画像診断の実践は、業界では過去10年間で飛躍的に成長しました。しかし、多くの国では、一部のがん診断サービスが保険で完全にカバーされていないことが報告されています。

市場機会:がん検診の推奨、新規診断用バイオマーカーの導入

バイオテクノロジー分野の技術開発により、有望ながんバイオマーカーの同定が可能となり、これらのバイオマーカーの一部は上市されています。新規の診断用バイオマーカーの導入は、市場成長のための有利な機会を生み出しています。さらに、がんを早期に発見して死亡率を下げるために、先進国の政府やプライマリケア医が患者に対してがんスクリーニング検査を推奨しています。特定のがんバイオマーカーに対する理解が深まることで、検出技術や機器の改善によるがん患者の治療に大きな商機が生まれます。

脅威:不十分な償還政策

不十分な償還政策が市場の成長を脅かすことが予測されます。近年、画像診断機器に関する放射線医学の進歩はめざましいものがあります。また、ほとんどの医療保険会社では、CAD(Computer-aided Detection:コンピュータ支援検出)を使用した検査に対する保険償還が行われていません。そのため、生検や病理検査、マンモグラフィやMRIなどの従来の画像診断が主流となっています。

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