組込みセキュリティ市場、2028年に109億5,000万米ドル到達予測

組込みセキュリティ市場は、2021年の64億3,000万米ドルからCAGR7.9%で成長し、2028年には109億5,000万米ドルに達すると予測されています。組込みシステムは、ソフトウェアやオペレーティングシステムを備えたプログム可能なハードウェア部品です。組込みセキュリティソリューションは、組み込みシステムのソフトウェアやデバイスを、不正アクセス、改ざん、破壊などのさまざまな攻撃から保護します。

牽引要因:ウェアラブル技術に対する需要の増加

ウェアラブル技術は、衣服からスマートグラス、ジュエリー、バーチャルリアリティツールなど、あらゆるものに及び、多くのアプリケーションで使用されています。悪用を避けるため、決済やスマートホームの制御など、アプリによってはユーザーの認証が必要となります。組込みセキュリティソリューション企業は、こういった市場に対応するために、新しい組込みセキュリティソリューションを開発しています。

抑制要因:サイバー脅威とセキュリティ侵害

軍隊、銀行、データセンター、医療機関などでは、メモリなどの組み込みデバイスに保存されたデータを使用する場合があり、デバイスをサイバー攻撃やデータ漏洩から保護することは非常に重要になります。不定期に行われるセキュリティアップグレード、デバイスの長期のライフサイクル、遠隔地への配備、攻撃の複製などにより、組み込みシステムはサイバー攻撃に対して脆弱な状態になります。その結果、サイバー攻撃やセキュリティ侵害の影響を受けやすく、市場の成長に支障をきたす可能性が高まります。

市場機会:電気自動車への組み込みセキュリティの搭載

自動車産業の進歩は、ソフトウェアとエレクトロニクスに依存しており、生産コストに占めるITの割合は高まる傾向にあります。電気自動車はその多くの利点から市場が急速に拡大しており、グリッド上のすべての電気自動車に必要な量のエネルギーと電気を確保するために、自動車、充電ポイント、電力供給会社の間で膨大な量の通信を行う必要があります。

脅威:半導体の供給不足

米中間の貿易戦争によって、半導体のグローバルサプライチェーンが混乱しています。両国が互いに関税や制限を課し、需要と供給の混乱を引き起こしています。サプライチェーンの混乱は、多くの産業に悪影響を及ぼし、半導体不足を招きました。さらに、パンデミックの発生は、半導体のサプライチェーンにも打撃を与えています。中国は半導体の主要供給国であり、供給の遅れは、組込みシステムの開発にとっても脅威となっています。

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