パーソナルクラウドの市場規模、2028年に695億1,000万米ドル到達予測

パーソナルクラウドの市場規模は、2021年の176億8,000万米ドルから、2028年には695億1,000万米ドルに達し、CAGR21.6%で成長すると予測されています。パーソナルクラウドは、個人のデータをクラウドに保存し、どこからでもデータにアクセスできるクラウドストレージの一種として定義され、クラウドやデバイス間で保存データへのアクセス、同期、共有が可能です。パーソナルクラウドストレージは、ポケットクラウドストレージやモバイルクラウドストレージとも呼ばれ、接続されたサービスやアプリケーション上で開発されています。

牽引要因:データストレージの需要拡大

写真や文書、フォルダ、ファイルの保存・共有が増えており、データストレージの需要が高まっています。クラウドは、あらゆる規模の企業が、柔軟かつ手頃な価格でソフトウェア、プラットフォーム、インフラ、ストレージの利用を可能にし、コスト削減、柔軟性の向上、IT能力の向上を実現する機会を組織に提供します。データは、個人的な目的だけでなく、仕事上の目的にも使用することができます。そのため、データを安全に保管することは非常に重要であり、クラウドを利用する需要が高まっています。多くのクラウドストレージプロバイダーは、無制限のデータ保存を提供しています。リアルタイムアクセス、データのバックアップ、携帯電話やノートパソコンへの追加保存などが、パーソナルクラウドの需要を後押ししています。リアルタイムでのデータアクセスやデータ共有、費用対効果の高い効率的なストレージ、データ損失の防止、データ生成活動の増加、デジタル上の不測事態や災害復旧計画に対する需要の高まりが、市場の主な推進要因となっています。

抑制要因:データセキュリティとプライバシー

クラウド上のデータセキュリティとプライバシーの問題は、市場の成長を妨げる原因の1つです。また、ここ数年、中小企業を標的としたサイバー攻撃が増加していることも、採用を妨げる要因となっています。Identity Theft Resource Centerの発表によると、ハッカーは約100万人の消費者記録を盗み出していると言います。

市場機会:持ち込みデバイスの受け入れ拡大

持ち込みデバイスの受け入れは、その需要を押し上げると予測されます。IT分野では、安全なデータにアクセスするためにBYODが職場で徐々に受け入れられています。個人では、iCloudやGoogle Driveなどのクラウドサービスが、データリスクをコントロールするために広く利用され、アクセス性、ストレージの強化、セキュリティ機能を備えたデータ共有が可能になっています。Insight Enterprises社によると、59%の組織が職場で個人のデバイスを使用することを許可しており、クラウドソリューションを様々な業種の組織に提供している企業もあります。

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