Fcタンパク質工学および糖鎖工学抗体市場、2021年から2030年まで急成長の見込み

市場の概要

約100のモノクローナル抗体が承認され、550以上の分子が臨床パイプラインに含まれている抗体ベースの薬理学的介入は、バイオ医薬品業界で急成長している分野の一つです。実際、これらの治療法は、2025年までに3,000億米ドルの累積売上高が見込まれています。さらに、抗体医薬品業界では、結晶化可能なフラグメント(Fc)領域を改変して開発された人工抗体が、ここ数年、大きな注目を集めています。抗体のFc領域の改変(糖鎖工学、タンパク質工学、アイソタイプキメリズムなど)は、抗体依存性細胞傷害(ADCC)、補体依存性細胞傷害(CDC)、抗体依存性細胞貪食(ADCP)などの様々なエフェクター機能、および分子の半減期を増強することが示されています。さらに、いくつかのFc工学技術は、特定の経路におけるエフェクター機能を抑制することを可能にし、抗がん性抗体の開発に積極的に活用されています。

その結果、治療法の開発や臨床研究を目的とした数多くの戦略的パートナーシップの構築や、イノベーター企業への多額の投資が行われています。この分野での一貫した研究努力により、Gazyva®(慢性リンパ性白血病治療薬)とPOTELEGIO®(セザリー症候群治療薬)という2つのブロックバスター医薬品が誕生したほか、Margenza™、MONJUVI®、SKYRIZI™など、過去数年間に承認されたいくつかのFc遺伝子改変抗体製品があります。最近では、2021年にCOVID-19の治療薬として、ソトロビマブとエテセビマブという2つのFc遺伝子改変抗体が承認されました。さらに、開発パイプラインにはいくつかの薬剤があり、さまざまな小規模および既存の製薬会社によって研究されています。有望な臨床結果や進行中の技術開発に加えて、バイオ医薬品開発者の関心が高まっていることから、パイプライン製品の開発・商業化をさらに推し進めるために必要な原動力となることが期待されます。この市場は今後10年間、素晴らしいペースで発展していくと予想されています。

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