自動車用赤外線暗視システム、第4世代は視野と検出距離の向上、夜間自動緊急ブレーキソリューションをサポート

自動車用赤外線ナイトビジョンの研究 赤外線サーマルイメージングは極端なケースにも対応の可能性

赤外線は、可視光とマイクロ波光の間に位置する0.75μmから1,000μmまでの波長領域の電磁波で構成されています。対応するエネルギーは0.1eVから1.0eVの範囲であり、この範囲内であれば、すべての物理化学的効果を赤外線検出に利用することができます。検出器は無数に開発されており、動作温度によって冷却検出器と非冷却検出器に分けることができます。

2000年初頭、Cadillacは世界に先駆けて暗視システムを搭載しました。その後、Mercedes-Benz, BMW, Audi 等が続きました。2013年までに、十数社のOEMが最上級モデルに暗視システムを搭載していましたが、コストが高いため、現在に至るまであまり売れていません。

2019年に中国で暗視システムを搭載した新型乗用車が4609台販売され、キャデラックXT5、キャデラックXT6、Hongqi H7の販売数が伸びたことで年率65.6%の急増が見られました。

現在、ADASや自動運転車の躍進の中で、安全性の問題が懸念されています。特にUberの自動運転路上テストでの死亡事故を受けて、このような事故を防ぐために赤外線暗視システムの自動運転車搭載について、業界内で論争が巻き起こっています。赤外線暗視システムは、危機的な状況下での安全性の問題に対処するために、自動運転車にとって、重要な選択肢になるかもしれません。

Veoneerは赤外線暗視システムを産み出してきた先駆者であり、その製品は4世代にわたっています。2020年6月に予定されている第4世代の暗視システムは、視野と検出距離の向上、小型化、軽量化、コスト削減を実現し、歩行者、動物、車両検出のためのアルゴリズムを強化し、夜間自動緊急ブレーキ(AEB)ソリューションをサポートしています。

FLIR Systemsの検出技術がVeoneer社のL4自動運転車生産契約に採用されました。Veoneer社のシステムには、狭視野と広視野の両方の機能を備えた複数の赤外線センサーカメラが搭載され、自動運転車の安全性を向上させるとともに、一般的な道路上の物体を幅広く検出・分類し、特に人や生物の検出に優れています。

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