中国の射出成形機市場、生産、輸出ともシェア50%にせまる 2020年はCOVID-19パンデミックの影響で弱気傾向もプラスチックの軽量化で回復を見込む

射出成形機はプラスチック加工機械の中で重要な役割を果たしており、中国のプラスチック加工機械の総生産額の40%から50%を占めています。2019年に、射出成形機は中国のプラスチック加工機械輸出の45.4%を占め、輸入では38.1%のシェアを占めました。

中国の射出成形機の生産台数は自動車産業などの3C(市場、競合、自社)の落ち込みにより、2019年は10万400台まで減速し、COVID-19パンデミックの影響でさらに弱気傾向が続くと予想されます。今後、中国の射出成形機の生産台数は、川下市場からの需要拡大と、鉄鋼、非鉄金属、セメント、木材からプラスチックへ軽量化に向けた置き換えにより回復すると思われます。

Haitian International Holdings、Chen Hsong Group、Guangdong Yizumi Precision Machinery、L.K.を含む中国の射出成形機メーカーの中で、Haitian International Holdingsは2019年の市場シェアが34.1%に達し、最大のメーカーとなっています。中国化工集団(ChemChina)はドイツに本拠を置くKrauss Maffeiを買収し、後に上海証券取引所に上場し、2019年9月9日にKraussmaffeiとして社名を変更した青島天華学院化学工程有限公司に参入しました(現在は中国第2位の射出成形機メーカーであり、2019年の市場シェアは20.4%に達している)。

弱い内需と輸出の落ち込みに直面して、中国の射出成形機メーカーは研究開発と製品の改革、海外市場の開拓に目を向け、競争力を強化しています。2018年から2019年にかけ、Haitian International Holdings 、The Chen Hsong Group、Guangdong Yizumi Precision Machinery、Borch Machinery 、Tederic Machinery などの大手企業は海外進出を加速させています。

射出成形機は、3C、医療、航空機、高速鉄道などの川下分野から、精度、安定性、省エネ、効率性への要求がますます高まっており、「電動化、大型化、インテリジェント化、コネクテッド化」の流れに向います。

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