自動運転シミュレーションの市場、占有が進む大手企業、CVIS技術を携え次なる開発へ

大手による独占進む

アリババDAMOアカデミーは2019年初頭に「2019年のテクノロジートレンドトップ10」を発表しました。その中には、自動運転に関する2つのトレンドも含まれ、今日でもまだ信頼できるものです。

トレンド1:自動運転は現在、試験的期間といえる

シングルカーインテリジェンスだけでは、長期的に完全自動運転を実現することはできません。協調型車両インフラシステム(CVIS)は、路上での自動運転を実現するための情報を収集しています。今後2、3年で、自動運転は物流や輸送など、限定的な環境で商品化される予定です。たとえば、路線バス、無人配送、テーマパーク内の限られた循環など、実現化はすぐそこまで来ています。

トレンド2:都市のリアルタイムシミュレーションが可能になり、スマートシティが出現する

都市データを蓄積したビッグデ-タが、アルゴリズムや計算能力の進歩により、映像などの非構造化情報とその他の構造化情報の融合を可能にしました。都市の現状のシミュレーションが可能になり、ローカルインテリジェンスがグローバルインテリジェンスに高度化されます。将来的には、多くの能力を持つ都市型技術の研究開発が本格化するでしょう。物理的な都市を超えて、時空間的要素を持つスマートシティが完成します。

高度な進化をとげた大手企業

2019年4月の上海オートショーでは、Huaweiが自動運転クラウドサービス「Octopus」(トレーニング、シミュレーション、テストを含む)を開始しました。2019年12月には、WaymoがLatent Logicを買収し、シミュレーション技術を強化しました。2020年4月、アリババDAMOアカデミーは自動運転向けの「ハイブリッドシミュレーションテストプラットフォーム」をリリースしました。

GACは、車両テストプラットフォームの補足であったと考えられていた仮想シミュレーションプラットフォームが、L3(またはそれ以上)の自動運転の研究開発には欠かせないものだと考えています。現在、仮想シミュレーションテストはGACの自動運転の研究開発の60%以上を占めており、この数字は将来80%に上昇すると予測されています。

シミュレーションは、CVIS(協調システム)ルートにおけるシングルカーインテリジェンスと自動運転の研究開発の両方に不可欠です。自動運転がシングルカーインテリジェンスからCVISに向かっているため、自動運転シミュレーションは、ダイナミクスシミュレーション、センサーシミュレーション、道路シミュレーション(静的)から交通シミュレーション(動的)やスマートシティシミュレーションに進化しています。

数億元を調達した51VRは、VRバブルを経験した後、51WORLDと名前を変え、デジタルツインシティと自動運転シミュレーションの開発に乗り出しました。51WORLDは2019年11月に重慶市の梁江新区に定住する契約を締結し、重慶のデジタルツイン都市の革新的なアプリケーションの拡大と自動運転シミュレーションに焦点を当てています。

VRと自動運転シミュレーションの組み合わせは、51WORLDの最終手段ではありません。自動運転シミュレーションにおいて、VR/ARの役割は大きくなっています。仮想シナリオを構築するための技術は、一般的にモデリングソフト、完成されたゲーム、VR/AR、HDマップなどがあります。

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