自動車ドメインコントロールユニット市場、5Gの車載化に伴い、2021年にコックピットDCUの出荷が爆発的に増加見込み

ドメイン制御ユニットの出荷、2021年に急成長見込み

増え続けるセンサと電子制御ユニット(ECU)の1対1対応が車両の性能低下や回路の複雑化につながる場合、分散型に代わるより強力な集中型構築として、ドメイン制御ユニット(DCU)やマルチドメインコントローラ(MDC)が登場します。

ドメインコントローラの傾向として、Vectorでは、コントローラ中心、DCU、セントラルコンピュータの3つの段階でのE/Eアーキテクチャ開発を考えています。インテリジェントビークルは、最終的にはモバイル・スーパーコンピュータとデータセンターとなります。将来的には、高度に自動化された自動車では、コンピューティングプラットフォーム、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェアが最も重要になり、マルチメディアマルチドメインコントローラと中央ドメインコントローラが一つに統合されることになるでしょう。

DCUについては、コックピットDCUに基づく次世代スマートコックピットシステムで、統合されたソフトウェアとハードウェアのプラットフォーム上でコックピット電子システムの機能を実現します。インテリジェントな相互作用やシナリオ、個別に対応したサービスを提供するコックピット電子システムは、人と車両間の作用やV2X(Vehicle-to-everything)通信の基盤となります。Visteonは、2023年までには、LCDダッシュボード、センターコンソール、副操縦士インフォテインメントシステムを統合したインテリジェントなコックピットが、単一ECUドメイン制御プラットフォームをベースにしたものになると主張しています。

世界的には、Visteon、Continental、Bosch、AptivがコックピットDCU市場を支配しており、中国ではHuawei、Desay SV、Shenzhen Hangsheng Electronics、NeusoftなどがコックピットDCUソリューションの発表を計画しています。

ADAS/AD DCU市場において、レベル1運転支援用として使用されるものの多くは、個別のECUを使用して制御しています。主にレベル2運転支援用に開発されたADAS ECUは、LDW/LKAとAEBを組み合わせて利用されています。レベル2+、レベル3、レベル4の自動運転時代になると、自動運転領域制御装置(AD DCU)の需要が急増します。

今後3年から5年のDCU市場では、コックピットDCUは低コストなため、自動運転DCUよりも成長速度が速く、市場規模も大きいと予想されます、また、5Gの車載化に伴うインテリジェントコックピットの需要の急増により、OEMやTier1の量産化が進展し、2021年にはコックピットDCUの出荷が爆発的に増加すると予想されます。

ADAS/AD DCUの分野では、規制の未整備や技術の未熟さから、今後3から5年内でレベル3レベル4の自動運転技術の大規模採用は難しいと予想されます。OEM、Tier-1サプライヤー、チップベンダーがL2+の自動運転車の量産に取り組んでいます。レベル3レベル4自動運転車の生産は2025年頃にピークを迎えると予測されていますが、主役はビジネス向け車両であり、2025年には乗用車用ADAD/AD DCUが世界で約500万台出荷されると予測されています。

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