スマートフォンのインターネットユーザー数、2025年に37億人到達見込み

モバイルブロードバンドへのアクセスが世界的に拡大していることで、世界中の人々の生活、学習、仕事、コラボレーションの方法が変化しています。2025年には、インターネットユーザーの約4分の3がスマートフォンからインターネットにアクセスすると予想されており、これは約37億人に相当します。モバイルブロードバンドユーザーの増加に加え、データ量の多いモバイルアプリケーションの登場により、2030年以降、モバイルデータトラフィックは急激に増加することが予想されます。このような発展は、強力な経済発展をもたらし、あらゆる社会経済的階層の個人に影響を与える前例のない機会を提供することが期待されます。しかし、関係者の間では、このようなデータトラフィックの急激な増加が、モバイルネットワークのエネルギー消費や二酸化炭素排出量に与える影響への懸念が高まっています。

電気通信事業者は、すでに世界のエネルギー需要の2〜3%を占めており、各地域の市場において最もエネルギーを消費する企業の一つとなっています。ネットワークコストの90%以上が燃料や電力などのエネルギーに費やされているため、通信事業者の省エネ対策への要求は高まっています。通信事業者は、モバイルネットワークのエネルギー消費量と二酸化炭素排出量を削減するために、分散型の再生可能エネルギー発電技術や分散型エネルギー貯蔵システム(DESS)を導入するケースが増えています。このような決断の背景には、低収益成長環境、世界的な電力価格の上昇、電力消費量が3倍以上になると予想される新興国や先進国市場でのLTEや5Gのアップグレードなどがあります。

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