ゼロトラストセキュリティの市場規模、2026年に516億米ドル到達見込み

ゼロトラストセキュリティの市場規模は、2020年の196億米ドルからCAGR17.4%で成長し、2026年には516億米ドルに達すると予測されています。これは、標的型サイバー攻撃の頻度の増加、データ保護や情報セキュリティに対する規制の強化などにより促進されています。

COVID-19によるゼロトラストセキュリティ市場への影響

COVID-19パンデミック危機の中、様々な政府や規制当局は、官民双方の組織に対し、リモートワークやソーシャルディスタンスの確保ための新しい手法の導入を義務付けました。以降、デジタルな手法によるビジネスが、各組織の新しい事業継続計画(BCP)となりました。

BYODデバイスの普及、WFHの傾向、世界各地でのインターネットの普及に伴い、個人がクラウドソリューションなどのデジタル技術を利用する傾向が強まり、サイバー攻撃からの保護を目的とするゼロトラストセキュリティ対策の必要性が高まっています。また、エンドポイントやVPN(Virtual Private Network)を利用したセキュリティ対策へのニーズも高まっており、Covid-19パンデミックの中で強固なセキュリティポリシーと対策を確保するために、サイバーハイジーン対策への需要が高まっています。

牽引要因:標的型サイバー攻撃の頻度増加

ターゲットのネットワークインフラに侵入し、同時に匿名性を維持するターゲット型攻撃が近年増加しています。特定のターゲットを狙う攻撃者は、主にエンドポイント、ネットワーク、オンプレミスのデバイス、クラウドベースのアプリケーション、データ、その他様々なITインフラを攻撃します。標的型攻撃の主な動機は、標的となる企業や組織のネットワークに侵入し、重要な情報を盗むことです。このような標的型攻撃により、ビジネスの中断、知的財産の損失、財務上の損失、重要で機密性の高い顧客情報の損失など、組織のビジネスクリティカルな業務に悪影響を及ぼします。

抑制要因:発展途上国の小規模新興企業における予算の制約

サイバーセキュリティの要件は、予測よりも高い割合で増加しています。小規模企業の多くは、ネットワークやITインフラをさまざまなサイバー攻撃から守るために、強化されたサイバーセキュリティソリューションを採用するための予算やITセキュリティの専門知識が不足しています。ゼロトラストセキュリティモデルを採用している一部の中小企業にとっては、限られた資金が大きな抑制要因となっています。

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