女性向け検診の市場規模、2025年に366億米ドル到達予測

女性向け検診の市場規模は、2020年の250億米ドルからCAGR7.9%で成長し、2025年には366億米ドルに達すると予測されています。過去10年間で、様々な健康診断の需要が世界的に大きく増加しています。現在、この市場を牽引しているのは、疾患に対する意識の高まり、慢性疾患や生活習慣病の発生率の上昇、HIVや肝炎などの女性の罹患率の高さです。また、POC診断検査の導入が進んでいることや、診断センターや画像診断センターの増加も、市場の成長を支えていると考えられます。一方、診断機器や検査、処置にかかる高額な費用、熟練した臨床検査技師の不足、診断検査への償還制度の不足などが、市場の成長を抑制すると予想されます。

COVID-19が女性の健康診断市場に与える影響

2020年に入りCOVID-19の影響から、多くの国が国境を閉鎖し交通や旅行を制限したため、国際的な取引や輸送に支障をきたしました。これにより、女性向け検診市場のサプライチェーンが寸断され、世界経済や資本市場の不確実性から一時的に需要が減少しました。

また、医療機器市場全体の60%から75%を占める画像診断機器や手術用機器などの医療機器業界の主要なシェアは、2020年には停滞または大幅に低下し、2021年からは4分の1程度になると予測しています。世界の主要な規制当局(CDC、WHO、MHRA、TGA、EMAなど)は、乳がん患者が健康な成人よりもCOVID-19感染のリスクが高いことを確認しています。そのため、病院や乳腺センターでは、スクリーニング、診断検査、外科手術などが厳しく制限されたり、延期されたりしています。これにより、乳がんの診断だけでなく、治療市場にも混乱が生じることが予想されます。

牽引要因:女性における感染症の高い罹患率

患者のHIV検出には、POC検査などの診断検査がよく用いられます。迅速なPOC HIV検査は、医師が診察時間内に患者に診察結果とHIV状態を提供することを可能にします。女性は、HIVに加えて、他の性感染症(STD)やその長期的な合併症の影響を受けやすいと言われています。迅速なPOC検査は、HIV、尿路結石、結核などの感染症の管理を改善することができます。

抑制要因:画像診断システムの高コスト

発展途上国のほとんどの病院では、高額な画像診断システムを導入する余裕がありません。MRI装置の平均価格は約150万から200万米ドル、CT装置は約100万から150万米ドルです。これらの装置が高額であることから、画像診断システムへの投資に消極的な医療施設も存在します。

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