植物性タンパク質の市場規模、2026年に156億米ドル到達予測

植物性タンパク質の市場規模は、2020年の103億米ドルからCAGR 7.2%で成長し、2026年には156億米ドルに達すると予測されています。これは、食品業界におけるエンドウ豆タンパク質の使用量が増加していることと、植物性タンパク質の抽出に使用される技術の改革によるものです。植物性タンパク質市場では、北米地域が最大シェアを占めています。

牽引要因:ウェルネスを重視したオーガニック食品・飲料の需要

消費者の嗜好の変化に伴い、持続可能なライフスタイルを目指し、動物性タンパク質への依存度を下げて、より栄養価の高い食事に適応しようとする動きが活発化しています。欧米諸国では、ミレニアル世代にかなりの割合で、食習慣の変化が観察されており、理想的な食のソリューションとして、従来の動物性食品から有機食品や植物性食品へと需要が変化しています。これは、製品の入手可能性が拡大したこと、植物性タンパク質に関する製品開発や技術革新が進んだこと、利用可能な代替品や代用品の種類が増えたことなどが理由です。

抑制要因:植物性タンパク質に関連するアレルギー

植物性食品・飲料には、健康面で機能的なメリットがあり、必須ミネラルも含まれています。しかし、大豆や小麦などの一部のたんぱく質源の摂取がアレルゲンとして確認されているケースがあり、消費者の受け入れには慎重な姿勢が見られます。大豆には、ビタミン、ミネラル、タンパク質などの栄養成分が豊富に含まれていますが、大豆に含まれる抗栄養成分がアレルギーの原因となることがあります。大豆は、牛乳、卵、ピーナッツ、木の実、小麦、魚、貝と並ぶビッグ8と呼ばれるアレルゲンの一つで、食物アレルギーの原因の90%を占めています。大豆アレルギーは、人間の免疫系が大豆に含まれる無害なタンパク質を有害なものと勘違いし、それに対抗するために抗体を作ることで起こります。また、大豆たんぱく質にはフィチン酸が多く含まれており、カルシウム、マグネシウム、銅、鉄、亜鉛などの必須ミネラルの吸収を阻害する可能性があると言われています。大豆アレルギーは、人間の場合、かゆみやじんましんの原因にもなります。一方、グルテンアレルギーは、同じような特徴を持つ小麦たんぱく質に共通して発生するものです。このアレルギー反応が、両たんぱく質源の市場成長にマイナスの影響を与えています。

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