マスターバッチの市場規模、2025年に143億米ドル到達予測

マスターバッチの市場規模は、2020年の111億米ドルからCAGR5.1%で成長し、2025年には143億米ドルに達すると予測されています。自動車業界では、材料の金属からプラスチックへの置き換えがマスターバッチ市場を牽引しています。欧州の自動車メーカーが生産拠点を低コストのアジア市場にシフトしていることから、APAC(アジア太平洋地域)は、自動車用途におけるマスターバッチの最大の消費地域として、市場を支配することが予想されます。

COVID-19のマスターバッチ市場への影響

COVID-19パンデミックは、産業活動にも悪影響を及ぼしました。さまざまな最終用途産業の生産が一時停止したことで、各用途におけるマスターバッチの需要が減少しました。一方で、2021年以降は、産業界がフル稼働で操業を再開することで、市場は回復すると考えられます。

牽引要因:自動車用途における金属からプラスチックへの置き換え

プラスチックは、金属よりも優れた技術特性を持っています。エンジニアリングプラスチックは、ステアリングホイール、エアバッグ、シートベルト、バンパー、ダッシュボードなど、自動車の様々な部品に広く使用されています。自動車の重量が減ることで、自動車の燃費が向上します。 また、プラスチックは金属に比べてデザイン性、安全性、環境持続性に優れています。自動車メーカーや航空機メーカーでは、PPやPCなどの軽量プラスチックを窓やボンネット、内装などに利用しています。さらに、自動車の排出ガスを削減するための厳しい規制が増えていることも、軽量素材の使用を後押ししています。また、マスターバッチは、自動車の内装・外装部品に使用される自動車用プラスチックの着色に広く使用されています。そのため、企業は自動車用にカスタマイズしたマスターバッチを製造しています。

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