パーライトの市場規模、2025年に19億米ドル到達予測

パーライトの市場規模は、2020年の14億米ドルからCAGR 6.3%で成長し、2025年には19億米ドルに達すると予測されています。パーライト市場の成長の原動力となっているのは、建設業界での需要の高まりです。

COVID-19のパーライト市場への影響

パーライト市場には、Imerys Minerals(英国)、Keltech Energies Ltd. (インド)、Dupré Minerals(米国)などの主要なTier IおよびIIサプライヤーが含まれています。これらのサプライヤーは、アジア太平洋地域、欧州、北米、その他の地域に製造施設を持っています。これらの企業は、COVID-19パンデミック中、需要の減少、サプライチェーンのボトルネックなどの影響を受けました。さらに、米国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインで、従業員の安全を守るため生産の停止を発表しました。その結果、2020年のパーライトの需要が減少すると予想されました。メーカーは、ボトルネックを防ぐために生産を調整し、Tier 1メーカーの需要に応じて生産計画を立てると考えられます。

推進要因:発展途上国における建築・建設産業の堅調な成長

中国、インドをはじめとするアジア太平洋地域の国々や、南アフリカ、ブラジルなどでは、建築・建設産業への投資が活発化しています。この投資は、近代化と商業化のために必要です。インド、マレーシア、タイ、ブラジルなどの新興市場では、急速な都市化が進んでおり、電力、建設、輸送などの重要なインフラ部門への支出が増加すると予想されます。これらの新興市場における経済状況の改善により、パーライトの使用が増加すると予測されます。また、新興国では過去数十年にわたって急速な工業化が進んでいます。インド、インドネシア、南アフリカ、ブラジル、アルゼンチンなどの国々では、農業を中心とした経済から製造業などの産業への転換が進んでいます。新しい産業の出現に伴い、産業用建設のニーズも高まっており、骨材としてパーライトが好まれる傾向があります。

パーライトは、軽量断熱コンクリートの骨材や石膏、石積みブロックのルースフィル断熱材、住宅の空洞壁などに使用されているほか、煙突充填材、耐火スプレー、音響スプレー、間仕切り床などの特殊用途にも使用されています。発泡パーライト骨材(EPA)は、軽量な素材であるため、熱や音を遮断する断熱材として使用され、建築物の経済的利益を確保します。

抑制要因:環境問題の高まりによる耐火物使用の制限

耐火物の製造工程では、有機粒子状物質(PM)や、二酸化硫黄(SO2)、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)、フッ化物、揮発性有機化合物(VOC)などの有害ガスが排出されます。PMは破砕、粉砕、焼成、乾燥などの工程で、VOCは焼成、タール・ピッチなどの工程で排出されます。

米国では、耐火物の廃棄に関する規制や、耐火物の使用に関するガイドラインにより、主に鉄鋼業で使用されるクロム系耐火物のリサイクルが促進されています。同様に欧州では、ReStaR(Review and improvement of testing Standards for Refractory products)などのプロジェクトが実施され、現行の耐火物試験基準の信頼性と精度が確保されています。このような環境規制や耐火物の使用制限は、パーライト市場の成長を阻害する要因となっています。

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