生鮮食品包装の市場規模、2025年に952億米ドル到達予測 コンビニエンスフードの需要増加が市場の成長を牽引

生鮮食品包装の市場規模は、2020年の798億米ドルからCAGR 3.5%で成長し、2025年には952億米ドルに達すると予測されています。市場の主な推進要因には、コンビニエンス食品の需要拡大と、生鮮食品の保存期間延長による革新的な包装ソリューションがあります。

COVID-19の生鮮食品包装市場への影響

生鮮食品包装市場は、COVID19の影響下で肉製品や魚介類に使用される生鮮食品包装の需要が大幅に減少するため、2020年から2021年の成長は緩やかに減速すると予想されています。一方で、パンデミック期間中の果物・野菜用途での生鮮食品包装の需要は増加傾向と考えられます。

人々はロックダウンによる不安から、買い占めやまとめ買いに走る傾向があります。以前より多くの人が日々の主食や生鮮食品をオンラインで注文しており、生鮮食品包装の需要の増加につながっています。パンデミックの影響を受けた国、例えばインドなどの政府は、供給側のショックや品不足を回避し、供給量を維持するために、食品業界のプレーヤーに生産を拡大するよう求めています。FMCG(日用消費財)企業は、これらの包装製品を増やすことで対応しています。

牽引要因:コンビニエンスフードの需要拡大

コンビニエンスフードに対する消費者の嗜好性が高まっています。この需要の主な理由は、健康的なライフスタイルへのシフトと消費者の購買力の高さです。生鮮食品分野におけるコンビニエンスフードとしては、サラダパック、新鮮なハーブパック、刻んだ野菜パック、野菜トレイ、および一人用サラダパックなどがあります。コンビニエンスフードの需要が増加しているもう一つの理由は、新興国におけるライフスタイルの急速な変化があります。また、ひとり親や労働者階級の女性などの人口統計学的な要因もコンビニエンスフードの需要に貢献しています。また、BRICSやMENAなどの新興国市場を中心に、消費者ができあいの商品を購入する傾向があることも、コンビニエンスフードの需要拡大の一因となっています。コンビニエンスフードの需要の増加は、生鮮食品包装市場を牽引しています。

抑制要因:原材料に関する政府の厳しい規制

食品包装の主な機能は、食品を汚染から保護し、その品質、安全性を維持することです。ほとんどの食品包装規制システムには、内容物の物理的、化学的、衛生的な完全性の維持を目的とした安全要件が含まれています。

これらの要求事項は一般的に、体に有害であったり、食品の組成、味、臭気に許容できない変化をもたらしたりする可能性のある包装材料の使用を禁止しています。

例えば、米国では、健康に有害な包装材料は、分析化学データに基づいて除去されます。欧州連合(EU)では、暴露の有無にかかわらず、すべての食品包装材料は毒性評価と公表された規制をクリアする必要があります。また、中国の食品安全法では、食品包装材を含むすべての食品関連製品の認可が義務付けられています。

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