プラスチック接着剤の市場規模、2025年には92億米ドルに到達予測 医療から家電まで幅広い用途により成長

プラスチック接着剤の市場規模は、2020年の68億米ドルからCAGR 6.3%で成長し、2025年には92億米ドルに達すると予測されています。APAC(アジア太平洋地域)はプラスチック接着剤の最大の消費地域です。医療業界での需要の増加、家電業界での成長、包装・電子商取引業界での需要の増加がプラスチック接着剤市場を牽引する要因となっています。

COVID-19のプラスチック接着剤市場への影響

主要先進国の中でも、COVID-19による自動車産業への影響を受けた国に、米国、ドイツ、英国、イタリア、韓国、スペイン、日本などがあります。このパンデミックにより、自動車関連企業の90%以上が、2020年の売上高に直接影響を受けたと報告されています。COVID-19の発生とそれに伴う経済の不確実性は、短期的に消費者の需要を減少させる可能性があります。これは、新車販売の妨げとなり、必要性の低いメンテナンスへの支出を先送りにする可能性があります。長期的には、これらの要因が消費者の購買傾向に影響を与える可能性もあります。

COVID-19は建設部門にも多くの課題をもたらしています。米国、ドイツ、英国、イタリア、韓国、スペイン、日本などの世界の主要経済国は、パンデミックの深刻な影響を受けています。ソーシャルディスタンスの確保、サプライチェーンの混乱、労働力の不足により、ほとんどの国で建設活動が停止しています。高額の負債を抱え、手元資金が乏しい建設会社は流動性の危機に直面しました。一方、コロナウイルスの発生により、仮設病院や検疫所の建設が増加しました。

牽引要因:医療業界での需要増加

ここ数年、医療業界ではプラスチック接着剤の需要が増加しています。最近では、政府、民間企業、そして世界中の人々がパンデミックにより大きな影響を受けています。それにより、ヘルスケアと医療機器分野が患者回復の中心的役割を担っています。人工呼吸器、パルスオキシメータ、酸素濃縮器・発生器、シリンジポンプなどの医療機器は、感染者の増加により大量に使用されています。これに伴い、プラスチック接着剤の使用が増加しています。

抑制要因:自動車産業の衰退

COVID-19は、全世界レベルで自動車産業に影響を与えています。中国の生産施設の突然の閉鎖は、欧州、米国、インド、南米の自動車メーカーの間で広範囲の混乱を引き起こしました。生産活動を低コスト国にオフショアリングした多くの自動車メーカーやサプライヤーは、短期的に、地域に特化したサプライチェーンを構築しようと奔走しています。自動車メーカーは2020年の第2四半期に一旦改善の兆しを見せましたが、COVID-19感染が続いているため、依然として課題を抱えています。多くの国が再びロックダウンを実施する可能性があり、これにより景気回復が遅れ、消費者の信頼も低下することが懸念されます。パンデミックによる景気後退の影響を受けた消費者にとり、車の購入は優先順位の低いものになると、予想されます。

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