薄ウェーハ市場eラーニング増加で注目が高まる、中国のIC産業の採用に期待

薄ウェーハの市場規模は、2020年の76億米ドルからCAGR7.2%で拡大し、2025年までに108億米ドルに達する見込みです。携帯型の健康モニタリング装置におけるMEMS技術の採用率の上昇、電子機器の小型化、スマートフォンや民生用電子機器市場の成長、半導体材料の利用量削減などが薄ウェーハ市場の成長の背景にあります。

COVID-19 薄ウェーハ市場への影響

自動車業界や家電業界からのMEMS製品に対する需要の減少が予想されます。また、消費者はプレミアムスマートフォンやウェアラブル、スマートホームシステムなどの高価な製品への支出を減らしています。拡張的な機能の優先順位が下がり、基本的な機能性が好まれるようになってきています。これらの要因はすべて、薄ウェーハ市場にネガティブな影響を与えると予想されています。

パンデミック期間中に薄ウェーハ需要が急増

携帯型医療機器におけるMEMS技術の採用率の上昇

携帯型医療機器、通信システム、車載センサデバイスなどのアプリケーションでMEMS採用が拡大していることから、薄ウェーハに対する需要が増加しています。患者監視装置などの携帯型医療機器は、ウイルス対策のために世界中の医療従事者によって使用されるようになったため、このパンデミック期間中に需要が急増しました。さらに、COVID-19の状況に関する世界的な意識の高まりは、個人用モニタリング機器の膨大な需要を生み出しています。

成長は中国のIC産業がカギ

半導体産業における薄ウェーハの需要の高まりは、薄ウェーハ市場の成長の主な理由です。この技術の進歩により、従来の製造プロセスの多くを省略することができました。超低消費電力や超高性能など、薄ウェーハの持つ利点が中国のICメーカーを魅きつけています。多くのメーカーがこの重要な技術の導入を検討しています。

COVID-19による設備投資計画の遅れが課題

SUMCO(日本)やHemlock Semiconductor(米)などの大手ウェーハメーカーは、シリコンウェーハの価格下落を受けて製造ラインへの新たな投資を行っておらず、メーカーにとって利益率の維持・拡大が困難になっています。

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