イメージセンサーの市場規模、2020年の185億米ドルから2025年には280億米ドルに到達予測 自律走行車向けLiDAR技術が市場の抑制要因に

イメージセンサーの市場規模は、2020年の185億米ドルから2025年には280億米ドルに達し、CAGR8.6%で成長すると予測されています。モバイル機器への高解像度カメラの採用、自動車向けイメージカメラの増加、医療用画像技術改良におけるイメージセンサーの使用などが、市場の成長を牽引しています。

COVID-19のイメージセンサー市場への影響

スマートフォンの需要が増加していることは、イメージセンサー市場の成長を後押しする重要な要因の一つとなっています。しかし、COVID-19の影響によるロックダウンで、世界的にスマートフォンの販売台数が大幅に減少し、イメージセンサー市場の成長と生産に影響を与えています。また、COVID-19は各国のGDPや個人一人当たりの収入にも影響を及ぼしました。可処分所得の減少により、大衆の購買力が落ち込み、市場全体の前年比成長率が低下しました。

促進要因:モバイル機器への高解像度カメラの搭載増加

スマートフォンやタブレット端末など、モバイル機器に搭載される高解像度カメラの増加が、イメージセンサー市場を牽引しています。スマートフォンにおけるカメラの機能や画質の重要性が高まる中、その使い勝手や薄型化を維持するために、OEMメーカーは小型化や機能強化に力を入れています。スマートフォン1台に複数のカメラを搭載することで、光学ズーム、HDR(ハイダイナミックレンジ)、低照度撮影の向上、ポートレートモードの切り替えや3D撮影機能の実現などが可能になりました。

抑制要因:自律走行車向けLiDARソリューションが利用可能に

自律走行車で使用するための光検出測距(LiDAR)ソリューションが容易に入手できるようになったことが、イメージセンサー市場の成長を抑制しています。自動車メーカーは、自律走行車に環境センシング技術を求めています。この技術により、自動車に搭載されたコンピュータシステムが速度を制御したり、曲がり角や車線変更、ブレーキのタイミングなどを判断したりすることが可能になります。現在、自律走行車の開発に携わる企業では、近距離無線測距(RADAR)の進化形であるLiDAR技術、あるいは、周囲の情報を視覚的に取得する複数のカメラを利用する技術を採用しています。自律走行車のコンピューティングシステムで使用されるアルゴリズムは、複数のカメラから収集した視覚データを計算するのに十分な性能を持っていないため、ほとんどのメーカーはカメラシステムではなくLiDAR技術に頼っています。

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