自動車用フィルターの市場規模、2025年には236億米ドルに到達予測 非交換式フィルター登場による需要も

自動車用フィルターの市場規模は、2020年の214億米ドルから2025年には236億米ドルに達し、CAGR2.1%で成長すると予測されています。自動車の排出ガス規制や燃費規制の強化が、市場の成長を後押しすると予想されています。

COVID-19 が自動車用フィルター市場に及ぼす影響

COVID-19パンデミックは、世界中の生産施設が停止するなど、自動車エコシステム全体のサプライチェーンに影響を与え、混乱を引き起こしています。自動車生産台数の減少は、自動車用フィルター市場に悪影響を及ぼすと予想されます。

OEMは、原材料価格の変動や活性炭や静電フィルターなど濾材の高コスト化により、従来よりも高価なフィルターをすべての車両に搭載することを制限されています。自動車用フィルターの大手メーカーであるMANN+HUMMELは、COVID-19の経済的影響により、今年度の決算は厳しいものになるだろうと述べています。しかし、同社は、運営コストを削減しグローバルなリストラを行うことで、COVID-19の影響に直面しても安定した財務状態を維持しています。

牽引要因:車両の増産

COVID-19パンデミックにより、市場は直接影響をうけています。一方、2021年の第1四半期から第2四半期には自動車の生産台数が着実に回復すると予測されており、自動車フィルター市場の今後の成長を支えることが考えられます。環境問題への関心と厳しい排ガス規制により、欧州の乗用車部門では、ガソリンエンジンとガソリンフィルターの需要が増加すると予想されています。車両内の換気に対する意識の高まりは、市場の成長をさらに後押しすると予想されています。

エアフィルター、オイルフィルター、燃料フィルター、キャビンフィルターなど様々なフィルターがあらゆる車種に搭載されています。自動車の生産台数の増加とともに、市場の成長を牽引することが予測されます。さらに、ブレーキダストフィルターや自動変速機システム用のトランスミッションフィルターなどの新たなトレンドも市場の成長に貢献すると見込まれます。

抑制要因:非交換式フィルター

非交換式フィルターは洗浄可能なので、より長く使用することができます。ただし、フィルターの洗浄には専用の洗浄キットが必要です。K&Nエンジニアリングが提供する交換用エアフィルターの寿命は、最大5万マイルです。クリーニングキットを使用することで、エアフィルターを簡単に洗浄・再給油して新品の状態に戻すことができ、さらに5万マイルの使用に備えることができます。これは、長期的には車両所有者にとって費用対効果の高いオプションです。非交換型フィルターの市場は、非常に初期の段階にあります。しかし、交換が不要でコスト削減が可能であるなどさまざまな利点から、今後数年のうちに非交換式フィルターにも一定の市場が形成されることが予測されます。

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