自動車用ソフトウェアの市場規模、2025年には370億米ドルへ、CAGRも16.9%で成長すると予測

自動車用ソフトウェアの市場規模は、2020年の169億米ドルから2025年には370億米ドルに達し、CAGR16.9%で成長すると予測されています。燃費効率基準への準拠、政府の安全義務指令、電子機器ベースの運転快適性・安全システムの採用などが、自動車用ソフトウェア市場を牽引することになるでしょう。

乗用車部門は、最大市場になると予想

車種別では乗用車部門が最大の市場シェアを占めています。自動車の安全性、コネクテッドカーへの需要の高まり、電気・電子部品の採用の増加、V2X技術の継続的な開発、低燃費車の出現と排出ガス規制の強化などが、市場における乗用車部門の成長を後押ししています。

可処分所得の増加、パーソナルモビリティに対する高い需要、一人当たりの所得の増加、ライフスタイルの改善により、最上級の電子機器を搭載した乗用車へのニーズが高まっています。商用車と比較して世界的に乗用車の生産台数と販売台数が増加していることから、先進技術の採用は引き続き拡大しています。特に、先進運転支援システム、先進インフォテインメントシステム、ボディコントロールや快適性の向上など、先進的な機能を搭載した高級乗用車に、メーカーは力を入れています。また、自律走行やIoTなどの技術の登場により、自動車用ソフトウェアの需要が増加すると予想されています。

コネクテッドサービスは、最速で成長する

世界の自動車用ソフトウェア産業は急速に成長しており、コネクテッドカーや自律走行技術の牽引役となっているため、自動車用組込みソフトウェアは重要な開発対象となっています。コネクテッドカーで提供される高度なサービスの増加は、自動車用ソフトウェアの成長に起因しています。クラウドプラットフォームを介したこれらのサービスは、ドライバー、運送業者、荷送人、フリートオペレーター、ディーラー、サービスステーション、保険会社などが、リアルタイムで相互に接続されることを可能にします。

アジア太平洋地域の市場は、最大のシェアを占める

アジア太平洋地域の自動車用ソフトウェア産業の主な原動力は、中国や日本などの国々における高度交通システムとコネクテッドモビリティの急速な発展です。これらの国々の政府は、都市部の汚染レベルの増加に対処するための積極的な対策を取り入れることを計画しています。

中でも、自動車部品や自動車の製造に力を入れており、例えば、中国政府は「Made in China 2025」を開始し、この地域の企業がグローバルな自動車メーカーと競争できるように支援しています。これにより、コネクテッドサービス、ADAS、インフォテインメント、自律走行、パワートレイン管理、車両診断&テレマティクス、V2Xなどの先進技術を取り入れることができるようになりました。これらのサービスが、この地域の自動車用ソフトウェア市場を牽引すると予測されます。

ソフトウェア市場は、Covid-19の影響で、市場での新しいソフトウェア技術のテストと開発が中断されたため、2020年に大きな落ち込みを示しています。アジア太平洋地域は、中国が最大の自動車生産国であり、パンデミックの影響ですべての生産工程が停止したため、最も大きな打撃を受けています。

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