圧力容器の市場規模、2025年までに533億米ドルに、CAGR も4.5%で成長する予測

圧力容器の市場規模は、2020年の427億米ドルから2025年には533億米ドルに達し、CAGR4.5%に成長すると予測されています。発電技術の変化、製油所建設につながる石油化学・化学品需要の増加、肥料産業の需要が市場の成長を牽引しています。

素材別では、鋼合金部門が最大

鋼合金には、炭素鋼、クロムモリブデン合金、ステンレス鋼などがあります。炭素鋼は鉄と鋼の組み合わせであり、ステンレス鋼は10.5%以上のクロムを含む鉄合金です。ステンレス鋼には他の元素を添加して組織を強化し、成形性や強度などの特性を高めています。良質なステンレス鋼の最大の特徴は、耐食性が高いことです。産業用発電プロジェクトの増加と既存の圧力容器の交換が市場の成長を牽引する主な要因です。

産業別には、化学薬品・石油化学部門が最速で成長

化学薬品産業は、肥料やその他の農薬製品、LED照明、コーティング剤や吸着剤、プラスチックや人造繊維、研究所用化学薬品などの消費が増加しているため、世界的に成長を拡大しています。国際化学工業協会協議会(ICCA)によると、2017年の化学産業の評価額は5兆7000億米ドルで、世界のGDPに占める割合は7%に相当します。さらに、石油化学産業は、アジア太平洋地域の多数の建設プロジェクトから需要が高まっています。

アジア太平洋地域が最大の市場

アジア太平洋地域では、圧力容器は主に発電、石油・ガス、製油所、化学産業で使用されています。圧力容器は、蒸気発生、再生、再加熱、原子炉などの用途に使用される発電産業の重要な部分です。電力需要の増加に伴い、新興国だけでなく発展途上国でも発電能力を高めるために多額の投資が行われてきました。その点でも、発電への投資はアジア太平洋地域における圧力容器の需要を押し上げることが期待されています。

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