世界の保護リレー (保護継電器) の市場規模、2025年には27億米ドルへ、CAGRも5.7%で成長すると予測

保護リレー (保護継電器)市場は、2020年の20億米ドルから2025年に27億米ドルに達しCAGR5.7%で成長すると予測されています。保護リレー市場は、再生可能容量の追加、変電所の自動化、古い電気機械式リレーの新しいマイクロプロセッサベースのリレーへの置き換えなどにより、大幅な成長が見込まれています。

技術別では、デジタルおよび数値セグメントは最大市場になる

変電所の自動化、スマートグリッドの導入、配電・送電インフラ整備への注目度の高まりにより、デジタル・数値保護リレーは最も高い成長率が見込まれています。これは、メータリング機能、通信機能、セルフテスト機能などに加え、複数の保護機能を1つのユニットに搭載した先進的なリレーです。これらのリレーは、ソフトウェアベースの保護アルゴリズムを用いて故障を検出するもので、マイクロプロセッサ型の保護リレーとも呼ばれています。このようなデジタルリレーの高度な機能により、他の電気機械式リレーよりも魅力的な存在となっています。

用途別では、モーター保護セグメントが急速に成長

モーター保護セグメントは、最も速い成長率で拡大すると予想されています。2019年のモーター保護リレー市場では、アジア太平洋地域が44.3%のシェアを占めました。同市場は、製造業部門と商業部門に依存しています。産業部門、特に中国、インド、日本、韓国の製造部門(化学、鉱業、エネルギー)の成長と商業活動の増加が、モーター保護リレー市場セグメントの需要を牽引する可能性が高いと予想されています。

エンドユーザー別では、公益事業会社が最大

エンドユーザー別では、公益事業会社が最大のシェア(45%)を占めました。これは、変圧器、フィーダー、バスバー、高圧変電所など様々な用途での保護リレーを大規模に採用していることによります。公益事業セグメントは、新しい配電網やグリッド拡張プロジェクトの開発、古い電気機械式保護リレーのより高度な新しい数値リレーへの置き換え、電力品質向上のための変電所自動化、グリッド管理のためのスマートグリッドの実装などにより、優位性を維持すると予想されています。

アジア太平洋地域が最大の保護リレー市場

ここでは、保護リレー市場をアジア太平洋、北米、欧州、南米、中東・アフリカの5つの地域に分けて分析しています。アジア太平洋地域が最大の保護リレー市場になると予想されています。この地域における保護リレーの成長は、再生可能エネルギーの容量の追加によると考えられます。さらに、IEC 61850規格の下での変電所自動化とグリッドインフラ活動の増加が、同地域の保護リレー市場を牽引すると予想されています。

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