空港運営の市場規模、2025年に145億米ドルへ、CAGR11.0%で推移すると予測 短期的な落ち込みを見せるも、2021年から小幅な回復に期待

COVID-19後、空港運営の市場規模は、2020年の85億米ドルから、2025年には145億米ドルに達し、CAGR11.0%で成長すると予測されています。COVID-19後の2025年の予測値は、以前よりも低く見積もられています。市場は2021年半ばから回復するものの、年率12.0%の成長にとどまると予想されています。一方、空港運営に対する政府の資金援助や貨物輸送の増加により、2020年第3四半期から市場は回復するとした、楽観的な予想もされています。

空港運営関連の大手企業は、新製品の開発、契約、パートナーシップ、コラボレーション、買収などの成長戦略により、市場での存在感を拡大しています。バイオメトリクス認証、熱画像、発熱検知スキャナーなどを開発する企業には大きなチャンスがあります。

空港運営市場の成長を牽引する主な要因は、世界中で旅客者の検知や管理システムに対する需要が増加していることにあります。

COVID-19の流行で、旅客便の運休により、地上支援機器の需要が後退

空港にある地上支援機器は、航空機からの荷物の積み下ろしや、乗客および乗務員の搭乗をスムーズかつ効率的に行う役割を担っています。IATA(国際航空運送協会)によると、COVID-19の影響で、100カ国以上の国が渡航制限を実施しています。その結果、2020年第1四半期は運営収益の95%を失ったと関係者は語っています。2020年に納入予定だった地上支援機器の注文もキャンセルされました。

渡航禁止令は、アジア太平洋地域に大打撃

国際空港評議会(ACI)アジア太平洋地域は、COVID-19の影響が長期化することで、この地域の空港が以前の成長の見通しを達成できなくなると警告しています。空港協会は、規制当局や政府に対し、現地の状況に合わせた明確な調整と救済措置を実施するよう促しています。ACIワールドの推計によると、アジア太平洋地域が最も影響を受けており、2020年第1四半期の旅客輸送量は、COVID-19の影響がない場合の予測輸送量と比較して24%減少しています。アジア太平洋地域では、中国本土、香港特別行政区、韓国が交通量の損失の影響を大きく受けています。一方、西アジアのいくつかの国ではCOVID-19の患者数の急増で、航空会社による座席の調整が行われ、4.2%の交通量減で影響を与えると予想されています。

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