5Gインフラの市場規模、2025年まで449億米ドルに達し、CAGR28.97%で成長する見込み COVID-19以前の予測と比較して22.7%減少

COVID-19後の世界の5Gインフラ市場規模は、2020年の126億ドルから2025年には449億米ドルに達し、CAGR29.0%で成長すると予測されています。これは、COVID-19以前の予測と比較して22.7%の減少となります。5Gネットワークインフラの成長を牽引する主な要因としては、データトラフィックの急激な増加、業界でのM2M接続の増加、5G収益化のためのパートナーシップやアライアンス、IoTデバイスの採用の増加などがあります。しかし、サプライチェーンの混乱や5G標準のリリースの遅れ、米中貿易戦争の影響などにより、COVID-19以前の予測よりも成長率は低くなります。

生産設備の閉鎖が5Gスマートフォンの生産・販売に影響

5G加入者の増加は、通信事業者の主要な収益源となります。5Gインフラ市場は、スマートフォン市場を促進し、ホームオートメーションテクノロジーの実装によってさらに拡大すると期待されています。スマートホーム同期時計、スマートフォン、フィットネスアプは勢いを増しており、スピードと性能の高さを兼ね備えた5G技術を実装することで、さらにその成長が期待されます。COVID-19は、スマートフォンの生産に悪影響を与えています。スマートフォンOEMは、大量消費者向け5Gスマートフォン発売を予定しており、世界中に基地局を展開する可能性がありました。しかし、スマートフォンの生産の一時停止により、出荷台数は減少し、2020年1月には35%減、2月にはさらに55%減となりました。店舗の閉店や自己破産が5Gスマートフォンの販売にさらに悪い影響を与えています。消費者や企業は、金銭的な不安から、追加コストを必要とする5G技術の採用に関心を示さないことが予想されます。

5G仕様発売の遅れで、5Gエコシステムの開発が鈍化

2020年3月、世界の5G技術を開発している世界的な団体である3GPP(Third Generation Partnership Project)は、5G仕様の完成までのタイムラインを3ヶ月遅らせることを発表しました。リリース16と17です。現在、5Gネットワークの展開はリリース15に基づいており、非スタンドアロン(4Gと5Gの一体運用)の5Gサービスのバックボーンとして4Gネットワークに大きく依存しています。リリース16と17が遅れると、5Gデバイスの商用開発と5G展開が遅れることになります。

電気通信当局、5G運用開始を遅らせることで、5Gインフラ市場に影響

いくつかの通信事業者や政府当局は、5G運用開始計画やスペクトラムオークション(周波数の競売)開催時期を延期しています。例えば、インドでは、DoT(Department of Telecommunication)が5G周波数オークションを来年に延期しています。ブラジルの通信規制当局アナテルは2020年2月と3月に予定されていた5Gオークションのルールを議論する場として公開協議を準備していたが、COVID-19の影響で延期されています。こうした遅延は、通信事業者の5G展開計画に悪影響を与えています。

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