ガントリーロボットの市場規模、2025年には41億米ドルへ、CAGRも6.0%で成長すると予測

ガントリーロボットの市場規模は2020年の31億米ドルから2025年には41億米ドルに達し、CAGR6.0%で成長すると予測されています。

3軸のガントリーロボットは最大のシェアを占める

2020年のガントリーロボット市場では、3軸ロボットが最大のシェアを占めると推定されています。3軸ロボットは、1軸または2軸ロボットと比較して設計の剛性が高まるため、精度とペイロード(可搬質量)容量が向上します。そのため、接着やレーザー切断などの高精度アプリケーションに使用される卓上型ガントリーロボットは、3軸設計が多くなります。大型のガントリーシステムでは、両側で荷重を支えるため、3軸ロボットは非常に重いペイロードを扱うことができ、時には3,000KGを超える荷重にも対応できます。様々なサイズの3軸ガントリーロボットの幅広い用途から、製造業では広く採用されています。

ペイロードが350Kgを超えるガントリーロボット、急速に成長

ペイロード350キロ以上のガントリーロボット部門は、2020年から2024年にかけて最も高いCAGRで成長すると予測されています。長距離移動を伴う高荷重のアプリケーションでは、ガントリーロボットは同じく理想的な手段です。このような作業には、重いエンジンブロックの移動や半完成車の組み立てが含まれ、最大級の多関節ロボットであっても代替する事はできません。ガントリーロボットは、従来の機械式プレスラインやサーボプレスラインなど、重労働にも対応できます。

50Kg以下のペイロードでは、多関節ロボットやスカラロボットがガントリーロボットに取って代わる場合もありますが、重労働な作業になるとガントリーロボットが使われる場合が多くなります。そのため、この部門は最も速い市場の成長が期待されています。

組立・分解アプリケーション分野は、最速で成長する

ガントリーロボットの主要な利点は、正確さと再現性を維持しながら、ワークスペースのすべてのポイントに到達できることです。そのため、ガントリーロボットは、小型・大型物体の組立・分解用途での利用が拡大すると予想されています。

電子機器の製造では、プリント基板の組み立てに卓上型ガントリーロボットがよく使われており、他にもハードドライブの電子部品のねじ締めなどがあります。この作業には、正確なねじ位置を把握する必要があり、卓上型ロボットは、手動の作業よりも一貫したトルクで作業を行うことができます。より大きな製造現場では、ホイールとタイヤ、エンジン、トランスミッションの組み立てに使用されています。

アジア太平洋地域(APAC)は最大のシェアを占めると予測

APACは、北米や欧州などと比較して、製造業の規模が最大であることから、ガントリーロボット市場で最大のシェアを占めると予測されています。自動車産業と電気・電子産業がこの地域の主要市場となっています。

中国はアジアのみならず、世界でも最大の自動車製造国です。中国は日本、韓国と並び、アジアで生産される自動車シェアの大半を占めています。また、中国、台湾、韓国は世界最大の電気・電子産業を占めています。そのため、ガントリーロボットはAPAC地域で最大のシェアを占めると予想されています。

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