自動車用燃料タンクの市場規模、2027年には274億米ドルへ、CAGRも4.2%で成長すると予測

自動車用燃料タンク市場は、2020年には205億米ドル、2027年には274億米ドルに達し、CAGR4.2%で成長すると予測されています。市場の主な成長要因は、自動車生産台数の増加、軽量化車両の開発、航続距離の延長と燃費効率の向上、輸送部門における軽量燃料タンクの増加などが挙げられます。

45L-70Lの容量部門、市場をリード

自動車用燃料タンクは、容量別に45リットル未満、45~70リットル未満、70リットル以上の3つのカテゴリーに分類されています。軽自動車やハッチバック、中型セダンなどの乗用車の多くは、燃料タンク容量が45L未満のものが多く、SUVや高級車は70L以上のタンク容量を持つものがほとんどです。45~70Lの部門は、日本、中国、インド、ドイツ、フランス、スペインでセダンやミニSUVの生産が増加していることから、最大市場に成長し、70L超の部門は、最速で成長すると推定されています。米国、中国、ドイツでは、SUVや商用車の需要が増加しており、70L超の部門を牽引すると予想されています。米国では、年間105億トンの貨物輸送に約360万台の大型車が必要とされており、70L超の部門の成長を牽引すると予測されます。

水素タンク部門は、最も急速に成長する

排出ガス・燃費基準の厳格化に伴い、自動車メーカーは圧縮天然ガス(CNG)、液化天然ガス(LNG)、燃料電池車などの代替燃料車に注目するようになりました。2012年に採択された燃費基準では、米国の乗用車は2025年までに1ガロン当たり49.1マイル(mpg)の平均燃費を達成する必要があり、CO2排出量に換算すると54.5マイル(mpg)となります。2020年のCAFE基準では、自動車は49mpg、トラックは25mpgに制限されています。いくつかの国の政府は再生可能エネルギーの目標を設定し、京都議定書のような政策を実施しています。日本では、2028年までに900カ所の水素ステーションと80万台の水素燃料車を設置する目標を掲げており、水素燃料タンクの市場を押し上げることになります。水素燃料タンクは、最も急速に成長する市場になると予測されています。

アジア・オセアニアが最大の市場になる

アジア・オセアニアは、自動車用燃料タンクの最大市場と推定されています。近年、インドや中国などの国では自動車の生産台数が大幅に増加しています。インド自動車工業会によると、インドの自動車産業は2019年には6.26%の成長を記録しました。スズキ・スイフト、ヒュンダイ・i20、ルノー・ダスター、ヒュンダイ・クレタなどの軽・中型車の需要の増加が、ICE燃料タンクの市場を牽引すると予想されています。

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